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社会・全般
2013年3月6日(水)9:00

にこにこサービスが優秀賞/全国介護事例発表会

終末ケアの事例発表


賞状を手にする赤嶺代表(左から3人目)、下地市長(同4人目)とスタッフら=5日、市役所市長室

賞状を手にする赤嶺代表(左から3人目)、下地市長(同4人目)とスタッフら=5日、市役所市長室

 一般社団法人全国介護事業者協議会主催の第7回事例発表会で優秀賞を受賞した「にこにこサービス」の赤嶺節子代表が5日、市役所平良庁舎に下地敏彦市長を訪ね、受賞を報告した。発表のテーマは「暴力、徘徊、末期がん、重度認知症のにこにこ看取りケア」。下地市長は「事例は最悪のケースだった。しっかり面倒をみたのが、評価されたと思う。ご苦労さんでした」と受賞をたたえた。


 にこにこサービスがみとったTさんは、重度認知症の利用者。「竹内式ケア」の集中モデルケースとして介護に取り組み、認知症が落ち着きはじめたころ、今度は末期がんと診断された。

 病院に入院。両手両足を拘束されて苦しんでいたTさんが「にこにこに帰りたい」と懇願したところから終末ケアプロジェクトが開始された。

 スタッフは21人。痛み軽減、皮膚保護などのサービスを提供した。最後は自分が希望した場所で、娘の介助で大好きな刺し身を口にして、静かに息を引き取ったという。

 赤嶺浩三主任介護支援専門員は「デイサービスとドクターの協力があって、可能になった介護」と一体となったサービスの提供を評価。赤嶺代表は「普段やっているケアが、全国的に評価された。宮古にも全国に引けをとらない事業所があることをアピールできた」と受賞の意義を強調した。


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