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社会・全般
2013年3月8日(金)9:00

「メイドインジャパンの拠点に」/商工会議所青年部・全国大会宮古分科会

石破自民幹事長が講話


「宮古島市の将来について」をテーマに行われたフォーラム=7日、マティダ市民劇場

「宮古島市の将来について」をテーマに行われたフォーラム=7日、マティダ市民劇場

 日本商工会議所青年部第32回全国大会おきなわ那覇大会が7日に始まった。宮古特別分科会はマティダ市民劇場で自民党の石破茂幹事長の基調講演が行われ、「国益」「国家主権」「憲法」「防衛」「軍隊」などについて石破さんが自らの見解を述べた。会場には多くの市民が詰め掛け講話内容に聞き入った。


 現在の沖縄について、石破さんは「少子高齢化、電力、土地など日本が抱えるいろいろな課題をすでに乗り越えている」とし「沖縄だけが人口が増え続けており、電力(原子力発電)の問題もない。仮に事態が好転して多くの基地が返ってくるとすればそこに広大な土地が出現する」と指摘した。

 さらに「沖縄の一番の問題は第二次産業の発展がなかったことだが、地政学的に見てもアジア太平洋地域の中心的な位置にあり、いろいろな課題を乗り越えた沖縄がこれからメイドインジャパンの拠点として発展することは十分に可能。しかし、それはこの地域の独立、領土の保全、地域の人々の生命と財産が守られなければ実現できない」と述べ、独立した国家として未来を見据えることの大切を訴えた。

 そのほか、分科会の後半は、下地敏彦市長を招いて「宮古島市の将来について」と題したフォーラムも行われ、同会議所青年部の役員が農業、観光、教育について提言を行い、下地市長と意見交換を行った。

 きょう8日は会員らがゴルフやシーカヤック、ダイビングなどを楽しむほか、午後6時からは宮古の物産展と懇親会を開催する。


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