04/30
2024
Tue
旧暦:3月21日 大安 癸 
教育・文化
2013年3月19日(火)9:00

川満さん(宮古出身)が板東さんと共演/人間国宝との舞台に感激

「聞得大君誕生」で


人間国宝の板東玉三郎さん(右)の相手役を演じる川満さん=17日、国立劇場おきなわ

人間国宝の板東玉三郎さん(右)の相手役を演じる川満さん=17日、国立劇場おきなわ

 【那覇支社】歌舞伎俳優で人間国宝の坂東玉三郎さんと宮古島市出身の川満香多さんが共演した新作組踊「聞得大君誕生」(大城立裕作)の最終公演が17日、浦添市の国立劇場おきなわで上演された。


 公演後、川満さんは「とりあえず無事に終演を迎えて、いろいろな思いはあるが今は言葉にならないほど感激している」と述べ、「小さい頃からテレビで歌舞伎座の舞台を見たことがあるが、人間国宝という偉大な人と共演でき、しかも相手役ということで、すごく緊張し不安もあったが、また、すぐに演じたい気持ちだ」と話した。

 沖縄の伝統芸能「組踊」について川満さんは「組踊自体が県内はもとより宮古でも、どんなものなのか分からないと思うので、まずは知ってもらえるように、舞台を作っていきたい」と述べた。

 物語は、玉三郎さん演じる琉球国王の妹が国を守る最高神女になるまでを描き、多くの観客の感動を誘った。宮古からも20人以上が会場に訪れた。

 川満さんは琉舞研究家で「穂花会」を主宰する亀浜律子さんの甥にあたる。師匠の亀浜さんは「無事に終えて安心した。良く頑張ってくれた。甥っ子でもあるので東京と沖縄での全公演をそばで見守り続けてきた。共演できていろいろ学んだと思う」と感慨深げに話し、「沖縄の芸能は若手が支えているので、今後も盛り上げていけるように努力してほしい。宮古の歌や踊りの文化芸能面でも頑張ってほしい」と今後の活動に期待を寄せた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月28日(日)9:00
9:00

7269人が地下ダム学ぶ/23年度資料館来館者数

市地下ダム資料館(城辺福里)のまとめによると2023年度来館者数は7269人で、前年度の6706人と比べて563人増加した。新型コロナウイルス感染症の発生以前の19年度の来館者7743人と比較すると94%まで回復している。来館者はリピーターが多く、島外に住む市…

2024年4月28日(日)9:00
9:00

成田-下地島が運航再開/ジェットスター

ジェットスター・ジャパン(GK)は27日、成田-下地島路線の運航を再開した。昨年10月に運休して以来約6カ月ぶり。使用機材はエアバスA320。運賃は片道7490円~5万1390円。再開初日は大型連休スタートとあって多くの観光客らが下地島空港に降り立った。

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!