05/03
2024
Fri
旧暦:3月24日 友引 丙 
産業・経済
2013年4月1日(月)9:00

巨大クレーン船下崎に接岸

伊良部大橋箱桁架設へ


巨大な姿を見せているクレーン船=31日、平良港下崎埠頭

巨大な姿を見せているクレーン船=31日、平良港下崎埠頭

 伊良部大橋主航路部の鉄製箱桁の架設に使う巨大クレーン船が30日昼頃、平良港下崎埠頭に接岸した。架設作業は16~20日の間に波と風の穏やかな日を見計らって行う。同船が宮古にお目見えするのは、約1年ぶり。下崎埠頭には31日、巨大船を一目見ようと家族連れらが次々と訪れた。


 クレーン船は、寄神建設(本社・兵庫県神戸市)の「洋翔」。全長120㍍、幅44㍍。アームの長さは146㍍と長い。4000㌧をつり上げる能力がある。

 主航路部は多良間島に行くフェリーなどが通る長山

水路の上に、弓形に架かる。同所での鉄製箱桁設置工事は昨年4月下旬に始まり、伊良部側(140㍍)と平良側(同)は終了。中央箱桁の設置も、同時期を予定していたが、同船が台風を避けて兵庫に戻ったため、1年近く滞っていた。

 下崎埠頭に仮置きされている中央部箱桁の長さは140㍍。本体の重さは1570㌧で、空洞部に収める地下ダムの導水管や上水道菅を合わせると約2000㌧。巨大箱桁では「洋翔」の到着を待って、設置準備作業が始まった。

 伊良部大橋は、宮古島と伊良部島間を結ぶ長さ3540㍍の海上橋。総事業費(約380億円)ベースの進ちょく率は89%(今年3月末見込み)に達した。クレーン船を使えなかったために工期が1年近く遅れた。完成は2015年1月を目指す。

 箱桁 道路部分となる橋の上部工。軽くするために、空洞を設け箱の形にしている。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月28日(日)9:00
9:00

7269人が地下ダム学ぶ/23年度資料館来館者数

市地下ダム資料館(城辺福里)のまとめによると2023年度来館者数は7269人で、前年度の6706人と比べて563人増加した。新型コロナウイルス感染症の発生以前の19年度の来館者7743人と比較すると94%まで回復している。来館者はリピーターが多く、島外に住む市…

2024年4月28日(日)9:00
9:00

成田-下地島が運航再開/ジェットスター

ジェットスター・ジャパン(GK)は27日、成田-下地島路線の運航を再開した。昨年10月に運休して以来約6カ月ぶり。使用機材はエアバスA320。運賃は片道7490円~5万1390円。再開初日は大型連休スタートとあって多くの観光客らが下地島空港に降り立った。

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!