03/21
2026
Sat
旧暦:2月2日 先負 癸 春分
社会・全般
2010年9月4日(土)10:31

「なんくるないさー」

 「なんくるないさー」-沖縄のおおらかな県民性を表す言葉として、これまで肯定的に受け止められてきた。おおらかさは、南方の海洋民族に共通する特性でもある。

  
▼ 北方の稲作民族は緻密で計画的な思考方法を好むといわれる。稲作民族は、かんがい用水路をつくって水を引いたり、嵐が来る前に稲を刈り取って冬に備える。いい加減な考えや作業では冬が越せない、との切実な生活実感がある
 
▼この夏、県民は興南球児の甲子園での大活躍に感動した。全国一のチームはどのようにして育ったか、我喜屋監督は「『なんくるないさー』体質の改善から始めた」と話す。普段の生活の中で「常に先々のことを考えて準備するよう」に習慣づけたという。その結果、いま何をなすべきかが身につき、プレー中の瞬時の好判断にもつながるようになった
  
▼登下校時にはチリ拾いを徹底させた。そこからは、一人のミス(チリを落としたこと)は全員でカバーするとの意識が生まれ、不屈の逆転劇の源にもなった。また、道端に咲く草花の微妙な変化への目配り・気配りなど五感が磨かれる。興南バッテリーが見せたあの絶妙な配球も、打者に対する細かい観察眼が的中した結果だった
  
▼一方、経営再建中の日本航空営業本部長は幹部職員に対し「『何とかなるだろう』との体質が会社を破綻させた。他力依存では何ともならないのだ」と述べている。我喜屋監督と相通じるものがある
  
▼興南球児たちが達成した偉業を一過性の感動で終わらせることなく、何をなすべきか考える糧としたい。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2026年3月17日(火)9:00
9:00

島の魅力発信の「顔」求む/宮古島観光協

第52代観光アンバサダー募集開始   宮古島観光協会(吉井良介会長)は16日、同協会で記者会見し、第52代宮古島観光アンバサダーの募集を同日から開始すると発表した。応募資格は宮古島在住の20歳以上で、宮古島観光のPRに意欲のある人。任期は今夏より一年…

2026年3月17日(火)9:00
9:00

「サンゴの楽園」シーズン到来

観光協 来月5日に海びらき   宮古島観光協会(吉井良介会長)は16日、同協会で記者会見し、今年の海びらきを4月5日に下地与那覇の前浜ビーチで開催すると発表した。本格的なマリンレジャーシーズンの到来で、海びらき会場では盛りだくさんのプログラムで市民や…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!