12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
環境・エコ
2013年5月30日(木)9:00

ハブの生息調査を開始/県宮古福祉保健所と県衛生環境研究所

捕獲器30台を設置/4カ月以上かけて実施


捕獲器を準備しハブの生息調査を開始する関係者=29日、平良西仲宗根の仲宗根豊見親の墓隣

捕獲器を準備しハブの生息調査を開始する関係者=29日、平良西仲宗根の仲宗根豊見親の墓隣

 県宮古福祉保健所と県衛生環境研究所は29日、サキシマハブ生息調査を開始した。4月19日にサキシマハブが発見された平良港ひらりん公園を中心に30台の捕獲器(ベイトトラップ)を設置した。今後、2~3週間の間隔で見回り、サキシマハブが定着しているのかどうかを確認する。調査は4カ月以上実施する。


 宮古島には生息していないとされてきたサキシマハブが発見されたことを受けての調査で、ハブが生息しているのかどうかを調べることが目的。

 捕獲器の大きさは長さ35㌢、幅25㌢、高さは15㌢ほど。中に生きたマウスを入れ、餌と水を備え付けて生存を保ち、捕食を狙うハブをおびき出す。一度侵入したハブは捕獲器の外に出ることはできない。

 初回調査は午前10時から行われ、関係者がハブの生息に望ましいと思われる緑地帯ややぶの中などに捕獲器を設置した。

 4月に平良港のひらりん公園で発見されたサキシマハブの侵入ルートは不明のまま。人の手によって持ち込まれたのか、資材などに紛れ込んでいたのか、詳細は分かっていない。

 28日に開催されたサキシマハブ対策説明会には警察や消防、市役所の職員が参加してハブに関する知識を共有し、ベイトトラップ調査の実施を確認した。

 宮古福祉保健所の仲宗根正所長は「大事なのは生息調査をすること」と強調。結果次第で必要な対策を検討していく方針を示した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!