12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
社会・全般
2013年6月26日(水)9:00

谷川義美さんが作品寄贈/恵子美術館15周年

さらなる発展願う


開館15周年を祝い作品「旱の泊港」を寄贈した谷川さん(右)が自作のクリスタルガラス製の三線で自作新曲「摩文仁の星」を披露した。隣は友人の作曲家杉本信夫さん=25日、恵子美術館

開館15周年を祝い作品「旱の泊港」を寄贈した谷川さん(右)が自作のクリスタルガラス製の三線で自作新曲「摩文仁の星」を披露した。隣は友人の作曲家杉本信夫さん=25日、恵子美術館

 平良字下里の恵子美術館(垣花恵子主宰)の開館15周年を祝って、美術家の谷川義美さんが自身の1976年の作品「旱の泊港」(油彩画、F10号)を寄贈した。現在、谷川さんは30年ぶりに宮古島に来島中で25日には同美術館で会見を開き、作品寄贈に込めた思いと恵子美術館のさらなる発展を願いエールを贈った。


 谷川さんは「宮古という地域おいて孤軍奮闘しているこの美術館は、真の美術文化向上を志している人たちの作品が集まってきている場所だと思う。そういう意味ではこの美術館の存在は意義深いし、意味のあることだと思う」と述べ、同美術館のさらなる発展を願った。


谷川さんが寄贈した「旱の泊港」

谷川さんが寄贈した「旱の泊港」

 当初、同美術館では谷川さんを15周年記念イベント企画展「沖縄と海を描いた作品展」のゲスト美術家として招く予定だったが、主宰の垣花さんが体調不良のため企画展は中止となっていた。

 谷川さんは15年前の同美術館開館の時もオープンを祝って油絵「望京」(P80号)と「伊良部島」(M50号)のほか、宮古島の女性をモデルにトラパーチンに彫り上げた「岬」などを寄贈している。

 今回は、30年ぶりの来島と、初めて恵子美術館訪問となり、友人の作曲家杉本信夫さんと一緒に会見を行い、同美術館に対する思いを述べた。

 そのほか、谷川さんは15周年記念イベントで発表する予定だった三線の自作新曲「摩文仁の星」を自身で製作したクリスタルガラス製の三線で披露した。

 谷川さんは、佐賀県出身で現在は神奈川県在住。神奈川県美術展で「県民ホール開設記念賞」、神奈川県同美術協会展の「パリ賞」などを受賞し、日本アンデパンダン展実行委員長などを歴任した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!