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産業・経済
2013年7月12日(金)9:00

マンゴー落果など懸念/台風7号

生産農家 キビは折損の可能性


強風による落果などが懸念されるマンゴー=11日、宮古島平良のマンゴーハウス

強風による落果などが懸念されるマンゴー=11日、宮古島平良のマンゴーハウス

 台風7号の接近に伴い農作物に与える影響が懸念されている。収穫・出荷中のマンゴーは強風による落果などを懸念、サトウキビは春植え、株出しを中心に折損の可能性がある。オクラも被害を受けそうだ。


 今期産のマンゴーは、出荷の終盤に差し掛かるところ。市によると、全体見込み量の6割以上は出荷されたものとみられる。市農政課で「出荷のピークは先週末だった」とし、大きな被害を受けるピーク時の台風接近は免れた。

 ただ、生産農家の心配は絶えない。防風ネットなどで対策を講じているが、ハウス内の果実が強風で揺られて傷付いたり落果したりするのを懸念。新聞やテレビ、インターネットなどの情報を頼りに台風の勢力や進路に注意を払っている。

 平良地区の農家は「強い台風なだけに特に進路が気になる。まだ出荷するマンゴーが残っている。(台風対策で)何とか持ちこたえてくれれば」と話した。

 サトウキビは、強風による春植えや株出しの折損が懸念されている。製糖工場によると、夏植えは一定程度の茎長があるために倒れるだけだが、春植えや株出しは茎長が短いために折れてしまうという。

 サトウキビは春植えと株出しの面積が急増しているだけに、農家のみならず関係団体の懸念も大きい。

 オクラは収穫をしている最中だ。JAおきなわ宮古地区営農振興センターによると、全体出荷量の20~30%が残っており、これらが台風の影響を受ける。

 路地栽培のオクラは木が倒れる被害のほか葉がちぎれたり、実がすれたりする被害が発生しやすくなる。

 台風は、勢力を維持したまま宮古島を含む先島地方に接近を続けている。


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