05/07
2024
Tue
旧暦:3月28日 赤口 庚 
産業・経済
2013年7月30日(火)9:00

コーラル社 専務に真栄城氏

会社再建へ外部起用/下地市長 営業手腕を評価


真栄城氏の取締役就任を承認した総会=29日、市役所下地庁舎会議室

真栄城氏の取締役就任を承認した総会=29日、市役所下地庁舎会議室

 アロエベラジュースなどを製造、販売する第3セクター、コーラル・ベジタブル(本社・下地川満、社長・下地敏彦市長)は29日、市役所下地庁舎で取締役会を開き、常勤の代表取締役専務に元琉球放送常務の真栄城忠之氏(68)=宮古島市下地=を選任した。赤字が続く経営の立て直しを視野に入れた人事。下地市長は、「琉球放送で培った真栄城氏の営業力を買った」と起用の理由を述べた。任期は来年11月までの1年3カ月。


 取締役会に先立って、臨時株主総会を開き、新取締役に真栄城氏、監査役に奥原一秀市会計管理者の就任を承認した。真栄城氏の専務就任に伴い、米田隆己氏の常務職を解いた。

 真栄城氏は「代表取締役の大役を任され、身の引き締まる思い」と感想。今後に向けては「市の支援を今しばらくは受けながら、早めの自立を目指したい」とと抱負を語った。

 琉球放送には45年勤めこの間、大阪支社に7年、東京支社に10年勤務するなど、多くの企業とネットワークも築いた。

 販売強化については「県内外の企業との連携を展開したい」と強調。商品開発はアロエベラを主力に、他の農産物加工にも幅を広げ、経営安定につないでいく考えを示した。

 コーラル社は、地域農業と不離一体となって、農産物加工の役割を担う存在意義の高い企業と評価。農業を中心産業とする宮古では、その役割は一層高まっているとし、再建を懸命に模索しなければならないと方針を示した。

 同社には宮古島市などが出資しているが、約1億2000万円の累積赤字を抱える厳しい経営状況が続いている。

 真栄城 忠之(まえしろ・ただゆき) 1945年5月5日生まれ。68歳。宮古島市平良出身。68年同志社大卒。同年琉球放送入社。2003年同社常務取締役。07年常務取締役退任。13年7月29日コーラル・ベジタブル社代表取締役専務


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年5月3日(金)9:00
9:00

各施設で子供無料、半額 大型連休きょうから後半

児童福祉週間 きょう3日から大型連休の後半がスタートする。6日まで4連休となり、各空港は混雑するほか、島内各地の行楽地では観光客に加えて地元の家族連れらでにぎわいそうだ。 厚生労働省では、子どもや家庭、子どもの健やかな成長について国民全体で考えることを目的に毎…

2024年5月3日(金)9:00
9:00

大輪の花で歓迎/観光客の撮影スポットに

下地のヒマワリ 国道390号の与那覇湾上地護岸沿いに植えられたヒマワリの花が咲き誇り、通りを行き来する観光客の目を楽しませている。初夏の青空が広がった1日午後、心地よい風に揺れる黄色の大輪の花に誘われて、多くの観光客がヒマワリと一緒に記念撮影をする光景が広がっ…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!