12/13
2025
Sat
旧暦:10月24日 先負 丙 
社会・全般
2013年8月7日(水)9:00

5カ国から9人が来島/大洋州水道事業研修

市長表敬、中高生と交流も


下地市長(中央手前)を表敬訪問した研修生たち=6日、市役所平良庁舎

下地市長(中央手前)を表敬訪問した研修生たち=6日、市役所平良庁舎

 県企業局主催の「2013年度大洋州島しょにおける水資源管理・水道事業運営」研修のため来島している5カ国9人の研修生が6日午前、市役所平良庁舎に下地敏彦市長を表敬訪問。同日午後からは市中央公民館で地元の中高校生と交流会を行った。


 今回で4年目となる同研修。今年度はサモアから4人、フィジーから2人、クック諸島、キリバス、パプアニューギニアから各1人が参加している。研修期間は7月11日から8月30日までで、期間中、県企業局や県内市町村の水道事業所で水資源管理や水源開発、水源と環境の保全などについて学ぶ。

 宮古島での研修期間は5~9日までの5日間で、市が導入している生物浄水法による緩速ろ過システムと漏水防止対策の習得に取り組む。

 平良庁舎を訪れた9人は一人一人が下地市長に自己紹介をしたのに続き、研修生を代表してパプアニューギニア水道局技術部のケネス・ボゾムジー・ザレ氏が「宮古島に来て、私たちの国と似ている印象を受けたので、宮古の水道事業が自国に合うことを期待している。今回の訪問を機に宮古の文化や人と触れ合いたい」とあいさつした。

 下地市長は「今回の研修で学ぶことは皆さんの国でも実用化がすぐにできる、やりやすい方法だと思う。国に帰って役立ててもらえるとうれしい」と激励した。

 中央公民館大ホールでの交流会には市内の中高校生約30人が参加。最初は参加者の緊張をほぐす「アイスブレーキング」として、などさまざまな国の言葉で「こんにちは」と声を掛けハイタッチをするゲームに挑戦。参加者たちは「ハロー」や「ボンジュール」、「ニーハオ」など研修生にあいさつしては手を合わせていった。

 その後、参加者による宮古島のプレゼンテーションや研修生による各国伝統の歌や踊りの披露、モルディブのミィードゥ島の水事情について話を聞き、水について考えるグループワークなどを行った。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年12月10日(水)9:00
9:00

路線バスが週末無料に/市制施行20周年記念事業

13日スタート、8日間実施   市は9日、市制施行20周年記念として「宮古島生活バス路線利用促進事業」を実施すると発表した。同事業は島内を運行する路線バス7路線を週末など計8日間を無料とする。市役所で記者会見した市企画政策部の石川博幸部長は「この機会…

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!