12/14
2025
Sun
旧暦:10月25日 仏滅 丁 
教育・文化
2013年8月24日(土)9:00

九州大会で優秀賞/宮総実生徒4人

黒あずきの利用拡大発表


九州大会の優秀賞を喜ぶ生徒たちと大石教諭(後列左)=23日、宮古総合実業高校

九州大会の優秀賞を喜ぶ生徒たちと大石教諭(後列左)=23日、宮古総合実業高校

 第56回九州学校農業クラブ連盟発表大会長崎大会がこのほど開かれ、県代表でプロジェクト発表の文化・生活部に出場した、宮古総合実業高校生活福祉科3年の島袋咲紀さん、謝敷果南さん、下地江観那さん、砂川奈津希さんの4人が優秀賞に選ばれた。同科の優秀賞は今回が初めて。23日、同校で記者会見があり、4人は「黒アズキを使って作ったみそとしょう油のレシピが、地域に普及するよう頑張りたい」と決意を新たにし、晴れ晴れとした表情を見せていた。


 4人は、3年間の研究の成果を「伝えよう宮古の黒あずき~黒あずきの利用拡大・地域への普及を目指して~」と題して発表した。 黒アズキは、アズキより黒く小粒で、島では十五夜に「フキャギ(吹上もち)という伝統料理などに用いられ、その利用方法は限定されている。食生活の変化が影響し、近頃では口にすることも少ないとして、黒アズキで作ったみそ・しょう油への加工に着目した。

 4人は、発表大会で「研究を通して、島の多くの方と交流を持ち、黒アズキの魅力、新しい可能性を伝えることができた。宮古の黒アズキを、未来へ伝えるために、私たちの研究を後輩たちに伝えていく」と締めくくった。

 伊志嶺秀行校長は「4人は、県大会では最優秀賞に輝いて、さらに研究を重ねて九州大会に出場した。これからは黒アズキで作ったみそ・しょう油を地域にピーアールしてほしい。地域から高い評価を得ると思う。研究成果は、学校生活に生かしてほしい」と激励した。

 大石美也子教諭が指導・引率した。「先輩たちの研究を引き継いで研究を続けた。黒アズキは、他のアズキと比べてタンパク質が多く。それでみそ・しょう油作りの研究が始まった。優秀賞は、3年間こつこつと研究した成果。大きい大会の優秀賞なので、とてもうれしい」と笑顔で語った。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年12月14日(日)9:00
9:00

新部長に野中さん選出/観光協青年部が臨時総会

宮古島観光協会青年部(西村貴宏部長)は13日、市内の飲食店で臨時総会を開催し、第代青年部長の選出を承認した。新部長には、たびのホテルlit宮古島支配人の野中泰斗さん(44)を選出した。

2025年12月10日(水)9:00
9:00

路線バスが週末無料に/市制施行20周年記念事業

13日スタート、8日間実施   市は9日、市制施行20周年記念として「宮古島生活バス路線利用促進事業」を実施すると発表した。同事業は島内を運行する路線バス7路線を週末など計8日間を無料とする。市役所で記者会見した市企画政策部の石川博幸部長は「この機会…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!