05/04
2024
Sat
旧暦:月日   
社会・全般
2013年9月1日(日)9:02

慈雨で畑に緑戻る

サトウキビ回復、農家安心


写真上は干ばつ被害を受け枯れかかったサトウキビ=8月13日、写真下は台風12号の恵みの雨で緑が戻ったサトウキビ=31日、上野

写真上は干ばつ被害を受け枯れかかったサトウキビ=8月13日、写真下は台風12号の恵みの雨で緑が戻ったサトウキビ=31日、上野

 宮古島地方は台風12号の雨(21日)で干ばつが解消し、枯れかかっていたサトウキビは生き返った。茶色の目立つ写真(上)のキビは今月13日の状態。恵みの雨から10日たった31日には、緑が回復した=写真(下)。2枚の写真は同じ位置から撮ったもので、バックには千代田カントリークラブ(上野)のネットが見える。



 キビは干ばつや台風に強い作物といわれ、2枚の写真が生命力の強さを示している。


 宮古のキビ栽培の歴史は古く、人頭税制の1880年代には県から派遣された糖業教師の城間正安が普及に努めた。城間は、人頭税廃止運動のリーダーとしても知られる。


 キビは自然災害の多い宮古に向く作物で城間の指導から約130年たった現在、基幹作物に育った。農家の暮らしを支えており「キビ代金で、子弟を高校や大学に通わせた」とよく耳にする。


 宮古島では7月12日の台風7号の雨以降、1カ月以上少雨が続いた。同台風は塩害をもたらし、これに干ばつが追い打ちを掛け、キビにダメージを与えた。


 29日には台風15号も、少し雨を降らせた。夏植は干ばつ前までの生育が良かったため、今後の天気次第では平年並みに回復するとみる人もいる。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年5月3日(金)9:00
9:00

各施設で子供無料、半額 大型連休きょうから後半

児童福祉週間 きょう3日から大型連休の後半がスタートする。6日まで4連休となり、各空港は混雑するほか、島内各地の行楽地では観光客に加えて地元の家族連れらでにぎわいそうだ。 厚生労働省では、子どもや家庭、子どもの健やかな成長について国民全体で考えることを目的に毎…

2024年5月3日(金)9:00
9:00

大輪の花で歓迎/観光客の撮影スポットに

下地のヒマワリ 国道390号の与那覇湾上地護岸沿いに植えられたヒマワリの花が咲き誇り、通りを行き来する観光客の目を楽しませている。初夏の青空が広がった1日午後、心地よい風に揺れる黄色の大輪の花に誘われて、多くの観光客がヒマワリと一緒に記念撮影をする光景が広がっ…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!