12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
環境・エコ
2013年10月2日(水)9:08

低炭素社会へ大きな一歩/EMS実証事業スタート

効率的なエネルギー利用へ/市平良庁舎で開始式


電力消費量を画像で「見える化」した大型テレビを除幕する関係者=1日、市平良庁舎

電力消費量を画像で「見える化」した大型テレビを除幕する関係者=1日、市平良庁舎

 宮古島市全島エネルギーマネジメントシステム(EMS、通称・すまエコプロジェクト)実証事業の開始式が1日、市平良庁舎1階のロビーで、下地敏彦市長ら関係者が出席し行われた。「すまエコプロジェクト」は、家庭や事業所の電力消費量を、インターネットのタブレット型端末を使って即時に画面で見られるように「見える化」し、全島の電力需要の傾向を把握する。これにより省エネや再生可能エネルギーの最適消費を実現するためのシステム構築をする。同実証実験がスタートしたことで、効率的なエネルギー利用と低炭素社会に向けて市は大きな一歩を踏み出した。



 同事業には、家庭部門で200世帯と事業所部門に市平良庁舎、県立宮古病院など25事業所と、農業部門で地下ダム揚水のための群機場がモニターとして参加している。


 開始式に下地市長のほか、県商工労働部産業政策課の古堅勝也副参事、同事業に携わってきた東芝スマートコミュニティ事業統括部の篠原哲哉理事、三井物産環境・新エネルギー事業部の上田裕部長、宮古テレビの砂川健次専務らが出席し、消費電力情報の画像が映し出された大型テレビの除幕を行った。


 下地市長は「エコアイランド宮古島を実際にどのような形で進めていくか。これを市民が理解してもらい、エネルギーを効率よく使ってほしいという思いで始めた。きょうから本格的にスタートする。モニターの市民の皆さんには、これを活用して、低炭素社会に向けての貢献をしてほしい」とあいさつした。


 同事業は県のスマートエネルギーアイランド基盤構築事業の一環として、2011年から東芝や三井物産、宮古テレビなどの関係機関と協力して準備を進めてきた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!