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社会・全般
2013年10月16日(水)9:00

建設場所は原案に同意/新宮古食肉センター

市長に審議結果を答申/都市計画審議会


友利副会長(左)が答申書を下地市長(右)に手渡す=15日、市長室

友利副会長(左)が答申書を下地市長(右)に手渡す=15日、市長室

 宮古島市都市計画審議会(下地義治会長)の友利悦裕副会長が15日、市役所平良庁舎に下地敏彦市長を訪ね、9日に開いた審議会で、新しい宮古食肉センター(と畜場)の建設場所については原案通り上野野原と決した審議結果を下地市長に答申した。今後は早ければ今週中にも県知事に同計画を申請し、同意が得られれば、都市計画決定の告示で計画が正式決定となる。

 宮古食肉センターでは、施設老朽化に伴う新しいと畜場の新築移転先を上野野原の旧家畜セリ市場とすることを決定。市ではそれを受け、新と畜場を都市施設とする都市計画を決定するため、住民説明会や公聴会、計画案の公示・縦覧を経て、下地市長が都市計画審議会へ「宮古都市計画と畜場の決定」について建設場所を家畜セリ市場とする計画原案を諮問した。

 審議会では現場視察、審議の結果、原案に同意することを全会一致で決めた。

 市長室を訪れた友利副会長は、原案通りと決した審議結果を報告するとともに、答申書を手渡した。下地市長は「さまざまな意見がある中、決定してもらったことに感謝する。後は県知事意見を聞き、問題がなければ計画の告示で計画が決定し、事業を進めることになる」と語った。

 一部住民が地下水汚染の恐れがあるなどとして、同地への建設に反対していることについて下地市長は、「懸念は懸念として分かる」としながらも「法律的には何ら問題はない」との考えを示した。


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