05/01
2024
Wed
旧暦:3月22日 赤口 甲 
産業・経済
2013年11月27日(水)9:00

「子供の遊び場少ない」/ロシア観光視察団指摘

観光関係者と意見交換


ロシア観光視察団は積極的に意見を述べた=26日、宮古島東急リゾート

ロシア観光視察団は積極的に意見を述べた=26日、宮古島東急リゾート

 社団法人レジャー・スポーツダイビング産業協会(東京都、河野洋平会長)の招待で滞在中のロシア観光視察団5人は26日、下地のホテルで宮古島観光協会などの関係者らと意見を交換した。視察団からは「子供の遊び場が少ない」「宮古までの航空運賃や宿泊費は安くできないか」「ロシア人にはゴルフや野球は人気がない」などと指摘し「食べ物はおいしくて問題はない」「ダイビングポイントは素晴らしい」と高く評価した。


 司会は同協会理事の渡真利将博さん(ニイ・ヨン・ノース代表)が務めた。視察団のロシア沿海州政府の経済政策及び立法委員長のメドヴェーヂェフ・ゲンナーヂーさんは、今回の招待に感謝し、今後の沖縄・宮古観光の実現に向け、意欲を示した。

 視察団には旅行会社の商品企画責任者の女性4人が参加。コドレフ・マルガリータさんは「宮古島の観光を考えた場合、ロシアから家族で訪れても子供の遊び場が少ない。子供の遊びは大事で増やした方が良い。ロシアでも人気のあるサイパンやグアムには、子供の遊び場が多い」と説明した。

 シェホフツォワ・ユリアさんとナウムキナ・ヴァレンチーナさんは「宮古にはホテルの外で遊ぶ楽しいことが少ない。宮古の海とビーチは、とてもきれい。日本は他の外国と違って航空運賃や宿泊費が高い」と指摘した。

 マスリョーハ・マリーナさんは「ロシアの人は歳を過ぎるとあまり何処にも行かない」と実情を説明した上で「帰ったら沖縄ツアーの旅行商品を考えたい」と前向きに取り組んでいく姿勢を示した。

 また視察団は「台湾旅行ツアーは10日間で日本円にして20万円。安いから人気がある」と情報提供した。

 同協会は、県の国内外観光向けエンターテイメント創出・観光メニュー開発支援事業の支援を受け、視察団を招待した。意見交換後、視察団は26日午後、那覇へ向かった。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月28日(日)9:00
9:00

7269人が地下ダム学ぶ/23年度資料館来館者数

市地下ダム資料館(城辺福里)のまとめによると2023年度来館者数は7269人で、前年度の6706人と比べて563人増加した。新型コロナウイルス感染症の発生以前の19年度の来館者7743人と比較すると94%まで回復している。来館者はリピーターが多く、島外に住む市…

2024年4月28日(日)9:00
9:00

成田-下地島が運航再開/ジェットスター

ジェットスター・ジャパン(GK)は27日、成田-下地島路線の運航を再開した。昨年10月に運休して以来約6カ月ぶり。使用機材はエアバスA320。運賃は片道7490円~5万1390円。再開初日は大型連休スタートとあって多くの観光客らが下地島空港に降り立った。

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!