車整備の技術競う/県内工業高校
実技と学科で学習成果/きょう優勝チーム決定
第24回県高等学校自動車整備技術コンテスト(主催・県工業教育研究会)が13日、宮古工業高校で開幕した。同校と那覇工業、美来工科の生徒が参加し、初日は実技競技で自動車の整備技術を競った。きょう2日目は学科競技を実施。実技と学科の得点を合計して総合順位を決定する。
コンテストは、日ごろの学習の成果を発表することで互いの技術向上を図るとともに、工業高校への理解を広げることが狙い。
開会式で、宮工の宮里幸利校長は「このコンテストは日ごろの学習の成果を発揮する場であり、皆さんの知識と技術を向上させる。それぞれきょうのために準備をしてきたと思う。自信をもって優勝を目指してほしい」と歓迎を込めてあいさつした。
県自動車整備振興会の名嘉真朝次会長(代読・与那覇正吉県自動車整備振興会宮古支部副支部長)は「学校代表という誇りを持って技術を発揮してほしい」と参加生徒を激励した。
宮工の与儀栄輝君が選手宣誓し、これまで培ってきた技術を十分に発揮することを約束した。コンテスト初日の実技競技は、国家資格の「3級ガソリンエンジン自動車整備士」に準じて実施。①自動車の故障診断②日常点検③電気系統の点検④自動車の部品の計測作業-の各課題に取り組んだ。
各校の生徒は機敏な動きで競技に集中。使用する工具を適切に使い分けながら知識と技術を競っていた。
宮工2年の根間大成君は「練習のときは間に合わなかったことも、時間内に終えることができたので良かった」と振り返った。学科競技については「難しい問題が出ると思うけど、これまで過去の問題にも取り組んできた。頑張って優勝したい」と抱負を話した。