来年1月からレーダー工事/空自宮古島分屯基地
林司令が市長に概要説明
航空自衛隊宮古島分屯基地司令の林育正二等空佐が24日、市役所平良庁舎に下地敏彦市長を訪ね来年1月から同基地に設置されている固定式警戒管制レーダーを撤去し、新たな固定式のレーダーを設置するための工事が着工することを報告した。
林司令は「現在は一つのレーダーだが、新しいレーダーは二つのレーダーで構成され、高さも現在のレーダーより若干高くなり景観も変わる。工事開始後、基地周辺では工事関係車両が頻繁に通行するので周辺住民に若干の迷惑を掛けるかもしれないが理解してほしい」と呼び掛けた。
林司令によると、来年1月下旬ごろまでに現在設置されているレーダーは撤去され、その後敷地の造成などを行い、新しいレーダーの建物を建ててその上に新レーダーを設置するとしている。
新しいレーダーは、遠距離用と近距離用の二つのレーダーを設置。機能も向上し新たな脅威に対しても対応する内容としている。
レーダーの高さは、現在のレーダーよりも10㍍程高くなるとしている。完成は2017年度を予定し、設置予算として今年度44億円が計上されている。
説明を受けた下地市長は、工事期間中に設置される移動式のレーダーと現在のレーダーとの機能性について質問。これについて林司令は「おおむね同じ程度の機能を備えている」と回答した。