04/30
2024
Tue
旧暦:3月21日 大安 癸 
産業・経済
2014年1月7日(火)9:00

黒糖72㌧を初出荷

宮糖多良間工場 安全輸送祈願


初荷の黒糖を積んで出発するトラック=6日、宮古製糖多良間工場

初荷の黒糖を積んで出発するトラック=6日、宮古製糖多良間工場

 【多良間】宮古製糖多良間工場(来間春誠工場長)は6日、2013~14年産サトウキビを原料にして作った黒糖72㌧(2500ケース)を初出荷した。来間工場長、伊良皆光夫村長らが初荷を積んだトラックを見送り、陸上・海上の安全輸送を願った。

 同多良間工場は12月24日に操業開始。今期生産量は前期比200㌧増の約2万3200㌧を見込む。操業日数は4月上旬までの103日前後を予定。工場は24時間フル稼働で順調に操業している。

 構内の初荷式で、来間工場長らが黒糖を満載したトラックに神酒や塩を供え、手を合わせて安全輸送を祈願した。

 来間工場長は「製糖期が始まって13日を迎えた。工場内では120人のスタッフが黒糖作りに精を出している。103日の長丁場になるが、日本一と言われる多良間の黒糖をアピールし、関係者一同、無事故、無災害でいきたい」と決意を新たにした。

 伊良皆村長は「日本一黒糖のブランド化に向けて頑張ってほしい。工場内を含め陸・海上で働く人も安全第一で頑張ってください」と激励した。

 陸上輸送を引き受ける多良間交通の知念功厳代表は「日本一といわれる黒糖を港まで預かります。安全を心掛けて大事に輸送する」と気持ちを引き締めた。

 今期のキビは干ばつや台風の影響を受けたが、順調に回復。今後の冷え込みで平均糖度の上昇が期待されている。5日までの原料搬入量は2393㌧。同日現在の平均糖度は13・2度を推移し、34%が基準糖度帯(13・1度以上14・3度以下)を占めた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月28日(日)9:00
9:00

7269人が地下ダム学ぶ/23年度資料館来館者数

市地下ダム資料館(城辺福里)のまとめによると2023年度来館者数は7269人で、前年度の6706人と比べて563人増加した。新型コロナウイルス感染症の発生以前の19年度の来館者7743人と比較すると94%まで回復している。来館者はリピーターが多く、島外に住む市…

2024年4月28日(日)9:00
9:00

成田-下地島が運航再開/ジェットスター

ジェットスター・ジャパン(GK)は27日、成田-下地島路線の運航を再開した。昨年10月に運休して以来約6カ月ぶり。使用機材はエアバスA320。運賃は片道7490円~5万1390円。再開初日は大型連休スタートとあって多くの観光客らが下地島空港に降り立った。

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!