05/04
2024
Sat
旧暦:3月26日 仏滅 戊 
産業・経済
2014年2月26日(水)9:00

タイの製糖企業が視察

小型ハーベスター利用など


沖糖の工場をバックに記念撮影した一行=25日

沖糖の工場をバックに記念撮影した一行=25日

 沖縄のハーベスター利用状況視察のためタイ国から24日来島したチラデット・ウサワット氏=巨大製糖企業「ミットポール」最高経営責任者=らは2日目(25日)は、沖縄製糖宮古工場を視察した。砂川玄悠専務の工場案内を受けたチラデット氏は「きれいに管理されている」と感想。ハーベスターについては「小回りが利く小型の稼働状況が参考になった。タイへの導入を検討したい」と積極姿勢を見せた。

 チラデット氏には琉球大学の上野正実教授やカセサート大学のクラナロン・スリロス教授ら10人近い関係者も同行した。

 ミットポール管内の年間キビ生産量は、宮古地区(約30万㌧)の70倍の2100万㌧。キビ畑は32万㌶に及ぶという。

 キビは同国の主要作物で、砂糖の輸出量はブラジルに次いで世界第2位。タイ経済を支えるキビの収穫は人手に頼ってきたが、近年労働力が不足し、宮古と同様タイでもハーベスターが利用されるようになった。機種は大型でオーストラリア製。ただ大型は同国に多い狭い畑に向かないため、同様な畑で小型が活躍する宮古視察となった。

 沖糖の視察でチラデット氏はハーベスターで収穫した原料のトラッシュ除去装置や、バガスやフィルターケーキなどを材料にした堆肥づくりなどに関心を示していた。一行は沖糖に次いで小型ハーベスターや株出管理機の稼働状況、地下ダム資料館などを視察した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年5月3日(金)9:00
9:00

各施設で子供無料、半額 大型連休きょうから後半

児童福祉週間 きょう3日から大型連休の後半がスタートする。6日まで4連休となり、各空港は混雑するほか、島内各地の行楽地では観光客に加えて地元の家族連れらでにぎわいそうだ。 厚生労働省では、子どもや家庭、子どもの健やかな成長について国民全体で考えることを目的に毎…

2024年5月3日(金)9:00
9:00

大輪の花で歓迎/観光客の撮影スポットに

下地のヒマワリ 国道390号の与那覇湾上地護岸沿いに植えられたヒマワリの花が咲き誇り、通りを行き来する観光客の目を楽しませている。初夏の青空が広がった1日午後、心地よい風に揺れる黄色の大輪の花に誘われて、多くの観光客がヒマワリと一緒に記念撮影をする光景が広がっ…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!