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教育・文化
2014年3月31日(月)9:00

小さい春みつけた/春休み親子俳句吟行会

指折り数え「五・七・五」/仲座さんら5人が特選


「五・七・五」。指折り数えて俳句を詠む子供たち=30日、カママ嶺公園

「五・七・五」。指折り数えて俳句を詠む子供たち=30日、カママ嶺公園

 2014春休み親子俳句吟行会(主催・宮古ジュニア俳句育成会)が30日、平良のカママ嶺公園や市働く女性の家(ゆいみなぁ)で行われ、25人の子供が思い思いの俳句を詠んで日本文化に触れた。「円虹」主宰の山田佳乃さんが審査し、仲座望さん(宮高2年)ら5人が特選に輝いた。

 吟行会は、俳句づくりを通して自然に親しみ、子供たちの感性を豊かにすることが狙い。父母らも参加して一緒に俳

特選を受賞した(前列左から)はまださきさん、仲座望さん、下地さやさん、砂川みさきさん、伊良部里佳さん=30日、ゆいみなぁ

特選を受賞した(前列左から)はまださきさん、仲座望さん、下地さやさん、砂川みさきさん、伊良部里佳さん=30日、ゆいみなぁ

句を詠んだ。

 開会式の後、俳句吟行がスタート。子供たちは紙と鉛筆を手に歩き、公園の景色や花木、高台からの街並みを見ながら感じた気持ちをストレートに詠んだ。

 小さな子供は指折り数えて「五・七・五」。季語も学習しながらピクニック気分で俳句を楽しんだ。

 会場をゆいみなぁに移した後、俳句会を開いた。全員の句をみんなで詠み、好きな俳句を選びながら感性を育んだ。

 山田さんによる審査の結果、特選5句、入選10句が選ばれた。特選に入った仲座さんは「春風をうけて雨雲去って行く」と詠んだ。

 特選、入選の子供たちをジュニア俳句育成会の伊志嶺亮会長が表彰し「短い時間の中で素晴らしい句がたくさんできた」と子供たちの俳句を評価。「さらに勉強してもっともっと良い俳句がつくれるように頑張ってください」と激励した。

 審査した山田さんは「素晴らしい俳句ばかりで本当に驚いた。これからも小さな季節の移り変わりを俳句にしてほしい」と話した。
 特選、入選の受賞者と作品は次の通り。

 【特選】はまださき(上野小1年)「はじめてのはいくかいだよはるのかぜ」▽仲座望(宮高2年)「春風をうけて雨雲去って行く」▽下地さや(久松小1年)「はるの日にあたらしいふくうれしいな」▽砂川みさき(西城小1年)「カーテンがひらひらひらとはるのかぜ」▽伊良部里佳(平良中3年)「たんぽぽが思い出のせて飛んで行く」

 【入選】くりまひなた(花園幼)「たんぽぽがだれかにふまれかわいそう」▽来間太陽(西辺小5年)「春の朝テニスコートで季節がえ」▽いけまこうや(久松小1年)「はるのかぜつめたかったよこうえんは」▽いはしゅうと(福里保)「シーサーがはるくるかぜにわらっている」▽しもじりん(久松小3年)「春風ではばたくわたげとおさんぽだ」▽すなかわななみ(西城小2年)「はるかぜがみんなをおしてあそんでる」▽与那覇小由利(宮高2年)「早朝に春風なびく散歩道」▽西里唯(城辺小3年)「たんぽぽの葉っぱの中が天国だ」▽大浦月人(南小2年)「海と風きれいにみえるはるのひだ」▽来間りく(西辺小6年)「顔出した朝日と一緒に春探し」


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