04/30
2024
Tue
旧暦:3月22日 赤口 甲 
産業・経済
2014年4月12日(土)9:00

「北福波」6年連続1位/種牛精液払い下げ

2800本、全体の6割占める
13年度家保まとめ/肉質優れ産子高値


産子の枝肉が優秀な成績を収めている北福波(資料写真)

産子の枝肉が優秀な成績を収めている北福波(資料写真)

 宮古家畜保健衛生所のまとめによると、2013年度の県所有種雄牛の精液払い下げ本数は、宮古島生まれの名牛「北福波」が2864本と最も多く、08年度以降6年連続1位となった。肉質に優れる北福波は、産子が高く売れるため農家の人気が高く、宮古地区全体の払い下げ本数(4653本)の6割を占めた。精液払い下げ2位は、伊江島産「勝群星」の1574本だった。

 北福波の産子の13年度の1頭平均価格は49万9000円(宮古、多良間家畜市場合計実績)と、全体平均47万3000円を2万6000円上回った。

 北福波の育種価(遺伝能力)は、特に脂肪交雑(霜降りの度合)に優れ、ランクはトップの「H」。肉質のばらつきが少なく、上物率は高いという。

 肥育した産子は、本土の枝肉共励会で最優秀の成績を収めるなど、全国的にも評価が高い。

 父は「北国7の8」、母の系統に全国的にも有名な「安福165の9」と「安波土井」を持つ。交配は増体面でややばらつきが見られるため、体積のある母牛への交配が望ましい-としている。

 98年10月10日に生まれた北福波は15歳と、高齢化した。県は現在、後継種牛の育成に取り組んでいる。

 「勝群星」の子は脂肪交雑やロース芯面積で、県歴代最高の検定成績を収めた。バラ肉の厚さなどにも優れ、産肉能力の評価は高い。父は「勝海邦」、母の父が「北国7の8」。勝群星の評価は農家や購買者の間で高まり、13年度の精液払い下げ本数1574本は、前年度の718本と比べて倍増した。3位は「福福波」の140本だった。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月28日(日)9:00
9:00

7269人が地下ダム学ぶ/23年度資料館来館者数

市地下ダム資料館(城辺福里)のまとめによると2023年度来館者数は7269人で、前年度の6706人と比べて563人増加した。新型コロナウイルス感染症の発生以前の19年度の来館者7743人と比較すると94%まで回復している。来館者はリピーターが多く、島外に住む市…

2024年4月28日(日)9:00
9:00

成田-下地島が運航再開/ジェットスター

ジェットスター・ジャパン(GK)は27日、成田-下地島路線の運航を再開した。昨年10月に運休して以来約6カ月ぶり。使用機材はエアバスA320。運賃は片道7490円~5万1390円。再開初日は大型連休スタートとあって多くの観光客らが下地島空港に降り立った。

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!