12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
社会・全般
2014年4月27日(日)9:00

貸出18万7000冊過去最高/市立図書館13年度

「一人当たり」は3・4冊

 市立図書館(平良、城辺、平良北分館)の2013年度貸出冊数は18万6957冊で、前年度に比べ1万8525冊(11・0%)増え過去最高だったものの、一人当たりの貸出冊数は3・4冊で、県内類似市平均(4・3冊)や県内市町村平均(4・1冊)と比べ低いことが同舘(砂川隆館長)のまとめで分かった。貸出冊数は蔵書数と比例するといわれており、今後、蔵書数を増やし貸出サービスを充実させることが課題となっている。

 3舘の貸出冊数の内訳は▽平良図書館(移動図書館含む)14万7553冊(前年度比13・2%増)▽城辺図書館(同)3万5860冊(同0・1%増)▽平良北分館3544冊(同57・0%増)-それぞれ前年度に比べ増加した。

 特に北分館の伸び率が顕著で、砂川館長は「郷土や行政資料の蔵書が豊富にあるというのが徐々に浸透している」と話している。

 全体的には3舘で貸出や返却ができる「3舘図書館システム統合化」の導入で利用しやすい環境が整ったことや、新規行事の開催で、入館者数が前年度比7・4%増の延べ7万8934人だったこと、移動図書館車「みらい号Ⅱ世」のサービスステーションを広げたことなどが貸出冊数を押し上げたと分析している。

 ただ、人口が同規模の県内類似市と比較した場合、宮古島市は▽蔵書数(17万1000冊)▽登録者数(2万991人)▽貸出冊数(年間18万6957冊)▽市民一人当たりの貸出冊数(年間3・4冊)-といずれも低くなっている。

 新図書館の建設が予定されていることから、今後は蔵書や図書館の基本的サービスとなる貸出冊数を増やし、生涯学習施設としての充実を図ることが課題となっている。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!