05/05
2024
Sun
旧暦:3月26日 仏滅 戊 
政治・行政 産業・経済
2014年4月30日(水)9:00

県内直営7施設で1位/JA宮古肥育センター

改良と肥育技術結実


肥育技術が向上し肉質の良い和牛が生産されている=29日、平良狩俣のJAおきなわ宮古肥育センター

肥育技術が向上し肉質の良い和牛が生産されている=29日、平良狩俣のJAおきなわ宮古肥育センター


 JAおきなわ宮古肥育センター(砂川弘信農場長)=平良狩俣=が2013年度に出荷した肥育牛の枝肉成績が、県内7カ所のJA直営肥育センターの中で、最も良かったことが同JA本店畜産部のまとめで分かった。


 同年度は171頭を出荷し、1頭から取れる肉の割合を示す歩留まり等級の平均値は「73・3」と最も高いAランク。肉質等級は上物が61・4%を占め7カ所の施設では1位だった。
 171頭のうち143頭(83・6%)は地元宮古で消費され、28頭は福岡県の九州食肉センターに出荷した。10年に「宮古牛」を商標登しブランド化したことが追い風になり、「地産地消」の割合は、年々増えているという。

 肉質等級の内訳は最高ランクの「5」が171頭中35頭(20・5%)、2番目に良い「4」が70頭(40・9%)と「5」と「4」を合わせた上物率は6割を超え、県内7施設平均の51・5%を9・9ポイント上回った。
 平良明憲JAおきなわ宮古地区畜産振興センター長は、上位成績は農家と関係者が長年取り組んできた「計画交配」による優良系統への改良と、肥育技術向上の成果と分析。その上でセンターの成績を今後の改良に活用して、さらに上を目指す意欲を見せた。

 狩俣野田にある宮古肥育センターは飼養規模360頭と比較的大きい施設。現在は320頭を飼う。
 砂川農場長は「牛の健康や食欲の状態をチェックするのが最も大切。密飼いを避け、畜舎は清潔にしている」と飼育管理の徹底ぶりを話した。

 牛枝肉の格付け 歩留まり等級(上からA、B、C)と肉質等級(高い順に5、4、3、2、1)の組み合わせで行っている。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年5月3日(金)9:00
9:00

各施設で子供無料、半額 大型連休きょうから後半

児童福祉週間 きょう3日から大型連休の後半がスタートする。6日まで4連休となり、各空港は混雑するほか、島内各地の行楽地では観光客に加えて地元の家族連れらでにぎわいそうだ。 厚生労働省では、子どもや家庭、子どもの健やかな成長について国民全体で考えることを目的に毎…

2024年5月3日(金)9:00
9:00

大輪の花で歓迎/観光客の撮影スポットに

下地のヒマワリ 国道390号の与那覇湾上地護岸沿いに植えられたヒマワリの花が咲き誇り、通りを行き来する観光客の目を楽しませている。初夏の青空が広がった1日午後、心地よい風に揺れる黄色の大輪の花に誘われて、多くの観光客がヒマワリと一緒に記念撮影をする光景が広がっ…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!