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産業・経済
2014年5月11日(日)9:00

ミネラル豊富「あま~い」/黒糖の日でキャンペーン

園児がかち割り/県農林水産振興セ


黒糖をかち割りする園児たち=10日、あたらす市場

黒糖をかち割りする園児たち=10日、あたらす市場

 「黒糖の日」の10日、県宮古農林水産振興センター(前田幹男所長)はJAの「あたらす市場」で消費拡大キャンペーンを開催した。多良間産のかち割り黒糖30㌔を無料配布。心愛保育園(砂川美恵子園長)の園児たちが元気いっぱい踊りを披露し、花を添えた。前田所長は「黒糖はミネラル、ビタミンが豊富で、健康にいい食材」とPRした。


 「黒糖の日」は数字の語呂合わせで2010年に、県含みつ糖対策協議会が制定し、今年は5回目のキャンペーンとなった。

 セレモニーであいさつした宮古製糖(多良間工場の運営会社)の洲鎌英樹総務部長は「多良間産の黒糖は風味が良く、昔ながらの伝統の味を保ち続けている」と強調。黒糖は健康食品と人気が高く、ビタミンやカルシウムやカリウム、鉄などの栄養成分を多く含んでいることを説明した。

 園児たちが金づちを手にブロック状の黒糖を「かち割り」。黒糖の前は黒山の人だかりとなり、用意した30㌔はあっという間に無くなった。

 園児たちは黒糖を頬張り「あまーい」と笑顔だった。市内に住む山崎紀彰さんは「新鮮な香りがする。甘さにこくがありとてもおいしい」と絶賛した。

 黒糖は県内では多良間をはじめ伊平屋、伊江、粟国、小浜、波照間、西表、与那国の八つの島で生産されている。2013-14年期は県全体で7130㌧を生産し、多良間産はその約4割の約2800㌧を占めた。

 本土の企業には「丸紅」や「山崎パン」などに出荷。県内では製菓業者に販売している。
 県産黒糖は数年前まで過剰在庫が問題化していたが、現在は解消された。

 あたらす市場では黒糖の製造工程を説明するパネルやパンフレット、黒糖などが16日まで展示されている。


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