12/06
2025
Sat
旧暦:10月16日 先勝 戊 
社会・全般
2014年5月28日(水)9:00

制度導入時の2倍に/ふるさと納税13年度

各種行事でのPR奏功/「敬老祝い金」などへ活用

 宮古島市への「ふるさと納税寄付金」が2013度は56件、金額にして1738万3000円となり、制度が始まった08年度以降、件数としては2倍に増えていることが市財政課のまとめで分かった。市では「関東、関西ふるさと祭りなどの各種イベントやトライアスロン、ビーチバレーなどの大会でのPR活動が効果を上げているのではないか」と話している。寄付金は、スポーツ器具や施設の備品購入、「敬老祝い金」などに活用されている。

 ふるさと納税は「宮古島の応援団」とも呼ばれ、古里や思い入れのある市町村に寄付金を送ることができる制度。「宮古島を応援したい」という人であれば誰でも活用できる。

 寄付金の額に応じて、所得税や住民税の控除を受けられる。

 制度が始まった当初は、周知不足もあり08年度、09年度ともに低かったが、制度導入3年目の10年度は40件、1824万2000円と大幅に伸びた。

 ふるさと納税は、寄付をした人が使いみちを選択することができる。

 それは①エコアイランド宮古島づくりに向けた活動展開の財源となる「エコアイランド応援コース」②トライアスロンなどのスポーツイベントや、各種キャンプ誘致など、スポーツに親しむことができる活動展開の財源として使用する「スポーツアイランド応援コース」③人と街、自然を含めた健康づくりを推進する活動の財源に充てる「がんずう(健康)応援コース」④芸術、文化の振興を図り、市民生活及び活力ある宮古島の実現に向けた活動展開を支援する「芸術、文化振興応援コース」-の四つ。

 また、使いみちを市に委ねる「市長お任せコース」もある。
 市は、ふるさと納税をどのように活用したかを市のホームページに公開している。

 それによると12年度は、スターティングブロックなどのスポーツ器具や陸上競技関係の備品購入のほか、「敬老の日」にあたり、65歳以上の高齢者に3000円を支給する財源などに使っている。

 安谷屋政秀総務部長は「同窓会などで集まる県外に住む宮古出身者たちにも呼び掛けるなど、幅広く制度をPRしていきたい」と話した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!