12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
産業・経済
2014年6月22日(日)9:00

マンゴー選果機が始動/JA新集出荷場

糖度センサー装着/品質基準の統一徹底


選果機によるマンゴーの選別が始まった=21日、JAおきなわ宮古地区農産物集出荷場

選果機によるマンゴーの選別が始まった=21日、JAおきなわ宮古地区農産物集出荷場

 JAおきなわ宮古地区農産物集出荷場で、マンゴーの選果機が始動した。糖度センサーで果実一個一個の糖度を測る機能を持つ。選りすぐりの甘いマンゴーだけを商品にする選果機の登場は、宮古島産マンゴーの評価を一層高めると注目を集めている。


 マンゴーの選果機を新しく備えたJAの新集出荷場は今年3月に完成した。マンゴーの品質は昨年まで、人の目で判定していたが、今年から「糖度センサーの目」が加わり、品質基準の統一がより徹底された。

 機械は糖度の他にサイズの選別も行う。表皮の「赤の色乗り」の程度などは、従来通り人の目で判別している。

 21日は約300㌔入荷した。多くの職員がてきぱきと動き、選別や箱詰め作業を行った。マンゴーは品質やサイズ別に、21種類に選別し、JAあたらす市場や本土に出荷した。

 選果機1レーンの1日当たり選果能力は10㌧。全2レーンの稼働では20㌧が可能になる。

 選果機の稼働では作業時間が短縮されるため、消費者に届く間に発生することがある過熟防止にも役立つという。

 今期の本土向けマンゴー(アーウィン種)の選別は20日に始まった。終了は収穫期が後になるキーツ種を含めると8月末ごろを予定する。JAは未熟果や軸腐病に罹ったもの以外はすべて受け入れている。今期のJA取扱量は前期の95㌧より20㌧多い、115㌧を見込む。

 新集出荷場は宮古島のJA4支店の集出荷場を1カ所にまとめた。

 JAの担当者は「品質を統一する一元集出荷は、市場の信頼を高め、最終的には農家の所得向上に結び付く」と強調する。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!