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産業・経済
2014年7月18日(金)9:00

「コーラルショップ」営業再開

コーラル社構内直売店/経営再建へ2店舗目


アロエ製品や地元特産品をそろえて営業を開始したコーラルショップ=17日、コーラル・ベジタブル社

アロエ製品や地元特産品をそろえて営業を開始したコーラルショップ=17日、コーラル・ベジタブル社

 アロエベラを中心に加工販売する第3セクターのコーラル・ベジタブル社(下地敏彦社長)=下地=は、1年半休業していた会社構内の直売店「ゆいま~る」の名称を「コーラルショップ」と変え17日、営業を再開した。多額の赤字を抱え経営難に陥っている同社の再建策の一環。直売店の営業は「宮古空港市場」(4月23日オープン)に次いで、2店舗目となった。

 全売上に占める直売店のシエアは空港市場30%、コーラルショップ18%の計48%(約4000万円)を見込む。営業は年中無休で午前10時から午後5時まで開店する。

 真栄城忠之専務は「直売店で売上目標を確保しながら、加工製品や業務用の売り込みに営業をかけていく」と再建の方向を示した。

 客層は来間島や前浜に行く観光客に絞った。来間島には宮古島に訪れる年間の観光客40万人の64%が行くとし、同島などと結ぶ同社前の下地線は25万人通ると試算した。

 同社は「自社製品や地元特産品の販売と並行して、民間の観光案内所の役割も果たしたい」としている。

 道路側にあったプレハブショップは、同社駐車場の南側に移動した。今回の移動に伴いコーラル社の全体が下地線から見えるようになった。

 商品はアロエジュースなどアロエの自社ブランド各種、マンゴージュース、同ジャム、黒豆、角切りマンゴー、ぜんざいなど、アロエの生葉、マンゴーの実など数多くそろえた。

 今後はのぼりや客が休憩できるテントなどを設置し、販売促進ムードを盛り上げる。空港売店は売り上げを順調に伸ばし、月単位では黒字を出すようになった。


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