12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
産業・経済
2014年8月13日(水)9:00

売上高、過去最高の5億円/JAあたらす市場

前年比54・1%増
野菜販売が1億7400万円/店舗新築移転が奏功


売上高が過去最高の5億円に達したあたらす市場=平良西里

売上高が過去最高の5億円に達したあたらす市場=平良西里

 JAおきなわが運営するファーマーズマーケットみやこ「あたらす市場」の2013年度事業実績がまとまった。売上高は過去最高の5億980万円で前年に比べて54・1%伸びた。年間の来客者は32万3866人で1日当たりの平均来客者は900人だった。JAは店舗の新築移転に伴う立地条件の向上によって売り上げ、客足ともに急伸したと分析、引き続き「地産地消」を推進して農家所得の向上につなげる方針だ。

 事業実績で最も売り上げたのは野菜で1億7400万円を販売した。前年度の1億円と比べると大幅な伸びを示した。マンゴーなどの果実は6870万円、惣菜は5210万円、チルドや一般食品、菓子がそれぞれ3000万円以上の販売実績となっている。

 結果として当初計画した全体売上高3億6000万円をはるかに上回る5億円の売り上げを達成。ファーマーズマーケット開設以来の最高売上高となった。

 売り上げ増の大きな要因は昨年4月に店舗を現在地に新築移転したこと。前の施設はJA地区本部の東側に隣接して大通りから見えにくい場所だったが、新築移転に伴って道路に面する店舗となり立地条件が大幅に向上、一気に客足が伸びたとみられる。来客者は前年に比べて10万6546人も増えている。

 地元市民のほか観光客の来店も急増。観光バスが停車するなど、地元農産物の買い物を楽しめる市場として人気を集めている。

 店舗を拡大、充実させたことも売り上げ増に拍車を掛けた。「地産地消」を合い言葉に、大小イベントを展開するなど消費者のニーズに合わせた店舗運営が売り上げ増につながった。

 あたらす市場は「立地が良くなって市場の認知度が上がり、市民だけでなく多くの観光客が来店した」と強調。今後も①地産地消の推進②女性や高齢者の生きがいづくり、生産者と消費者とのコミュニケーションの場づくり③生産履歴記帳の充実-などを通して消費者に信頼される市場づくりに取り組む方針だ。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!