資材店舗を移転建設/JA平良支店
規模は現施設の3・5倍
旧あたらす市場跡地に/農薬や肥料の使い方指導も
JAおきなわ平良支店の購買(資材)店舗が、宮古地区本部の東側に建設されることが決まった。同支店の金融店舗に隣接する県道マクラム通り線の拡幅事業に伴い、購買店舗部分を新築移転して拡充を図る。新しい施設は現施設の3・5倍の規模になる。今年度中に着工する予定だ。
現購買店舗は市街地中心にあり、宮古管内6支店の中でも組合員らによる利用率が最も高い。ただ、駐車場が狭いため、組合員や利用者が十分な駐車スペースの確保を切望してきた。
建物の老朽化も進んでおり、雨漏りのほかコンクリートが剥離するなど危険な状況にある。
今回、マクラム通り線の拡幅事業に伴い、利用者の利便性と事業の拡大を図る観点から購買店舗の新築移転を計画、地区本部東側の旧あたらす市場跡に建設することを決めた。
購買店舗の床面積は880平方㍍。営農資材や畜産器材、農薬のほか雨具や作業服、家庭用園芸用品を販売するほか、肥料・飼料等の売り場を設ける。
店舗の隣にはビニールハウスを建てる。ここでは農薬や肥料の使い方、野菜の栽培など家庭菜園を含めて営農指導員が指導する。花や苗木も販売する。
現店舗とは違い、広大な駐車スペースを確保するため、組合員や利用者の利便性は格段に上がる。
今回の新築移転についてJAは、地区本部やあたらす市場などと一体となった事業展開に伴う相乗効果が期待できるとしている。
新しい店舗の建設工事は今年中に着工、来年度に供用を開始する。