教育・文化
2014年9月3日(水)9:00
「よーんしー」笑い誘う
塩川で正日/多良間八月踊り
【多良間】多良間村の豊年祭で、国指定重要無形民俗文化財の八月踊りは2日、字塩川のピトゥマタ御願所で正日が行われた。10人ほどの男性が大笑いをしながら威勢良く踊る「よーんしー」は会場からも笑いを誘っていた。また、色鮮やかな衣裳を着飾った出演者たちが、綿々と受け継がれてきた伝統芸能を披露した。観光客らを含め、会場を埋め尽くした観客は、舞台で繰り広げられる演目を満喫していた。
演目の中心は組踊り「忠臣公之組(忠臣身替)」。義理と人情を絡めた仇討ちの物語を出演者が熱演した。
組踊りの合間には狂言、「若衆踊り」「二才踊り」や「女踊り」などの端踊りが披露され、艶やかな衣裳に身を包んだ出演者たちの演技に、会場からは笑いや惜しみない拍手が湧いた。
祭り最終日のきょう3日は、字仲筋と塩川ともに「別れ」と称して、正日の演目を演じる。