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政治・行政 社会・全般
2014年9月10日(水)9:00

伊良部大橋が連結

架橋要請から40年/関係者ら「万歳三唱」で歓喜


大橋が一つにつながったことを祝して関係者全員で万歳三唱を行った=9日、伊良部大橋

大橋が一つにつながったことを祝して関係者全員で万歳三唱を行った=9日、伊良部大橋

 来年1月31日開通に向け、伊良部大橋上部工連結式(主催・上部工施工業者13企業体、伊良部大橋建設工事連絡協議会)が9日、同大橋で行われ、国、県、市、施工業者の関係者ら約200人が参加した。県土木建築部の當間健一郎部長らが4人が、架設されたセグメント(橋げた)の最後の977個目に生コンを打設した。旧伊良部村が1974年に初めて伊良部架橋要請をして以来約40年目、2005年度の本格的な工事着工以来10年の歳月を経て宮古本島と伊良部島が1本の県道でつながり、関係者らは「万歳三唱」で歓喜の声を響かせた。

 宮古本島の平良字久貝地区のセグメント製作ヤード内での神事儀式後、大橋へ移動した。

 連結式のコンクリート投入の儀では、内閣府沖縄振興局の永井智哉参事官、當間部長、県議会土木環境委員会の新垣良俊委員長、宮古島市の下地敏彦市長が実施。締固めの儀、均(なら)しの儀の後、全員で「万歳三唱」を行った。

 この後、参加者らは大橋からつないでいる海中道路に渡り、地続きを実感していた。

 市内のホテルで開かれた直会で、工事発注者の県を代表して當間部長があいさつ。「県としては、残された仕上げ工事としての橋面工事や仮設桟橋撤去工事などを精力的に進め、来年1月31日に供用を開始するよう、全力を傾注する。完成すると、通行料を徴収しない橋として、日本一長い橋となる」と祝辞を述べた。

 下地市長は「伊良部の人々の大橋実現への熱い思いが、やっとかなった。新しい歴史の1ページだ」と述べ、来年の大橋開通が宮古圏域全体の活性化につながるよう期待を込めた。

 伊良部大橋 県道平良下地島空港線整備事業で実施。宮古本島側と伊良部島側の道路を含めた延長は6500㍍。このうち海上区間が延長4310㍍で、内訳は本橋部が3540(語呂合わせでサンゴノシマ)、海中道路2本の長さ計600㍍、取付橋梁2橋の長さ計170㍍。総事業費395億円。


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