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社会・全般
2014年10月9日(木)9:00

迅速な連絡体制を確認/宮古空港

ハイジャックに備え訓練


ハイジャックを想定した訓練で現地対策本部の看板を設置する下地敏彦市長(右)と宮古島署の平良英俊署長=8日、宮古空港

ハイジャックを想定した訓練で現地対策本部の看板を設置する下地敏彦市長(右)と宮古島署の平良英俊署長=8日、宮古空港

 ハイジャック事件発生を想定した対応訓練が8日午前、宮古空港で行われた。13の関係機関から約20人が参加、事件発生時に連絡体制が有効に機能し迅速、的確に対応できるよう初動訓練を重点に行った。

 羽田から石垣に向かう航空機が宮古島の北東50マイル上空でハイジャックされ、給油のため宮古空港に緊急着陸することを想定に実施した。

 ハイジャックされた情報を得て、同空港内に下地敏彦市長を本部長とする対策本部が設置された。「航空機の国籍は日本、便名はサシバ航空007便、ボーイング737、犯人は国際テロ組織のメンバー5人、乗員乗客は150人」など、対策本部に次々と情報が入った。

 一連の内容を確認した対策本部は、空港が取るべき措置を関係機関に指示。航空機から乗客が解放された場合は、関係機関に協力を要請することを確認し訓練を終了した。

 参加メンバー1人が訓練に遅刻したことで、対策本部の設置が遅れた。下地市長は「実際に起こる事を想定して行う訓練。迅速な行動が求められる。人命に関わるものであり、緊張感を持って訓練には参加してほしい」と述べ、出席者全員に自覚と責任感を持って取り組むよう呼び掛けた。


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