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社会・全般
2014年12月10日(水)9:00

「ありがとう」懸垂幕設置/伊良部商工会青年部

船会社に感謝


懸垂幕を設置した久貝部長(左から3人目)ら=9日、佐良浜地区

懸垂幕を設置した久貝部長(左から3人目)ら=9日、佐良浜地区

 来年1月31日に伊良部大橋が開通することに伴い、伊良部島-宮古島の間を結ぶ旅客船とフェリーが同日に最後の就航となることから、宮古島市伊良部商工会青年部(久貝博義部長、会員20人)は9日、佐良浜漁港の離島航路発着場前に「ありがとう」と大書された懸垂幕を設置した。

 現在運航している船会社は「はやて(旧社名はやて海運)」と「宮古フェリー」。同31日夕方の最終便は平良港発となる見通し。宮古フェリーでは、船長ら乗組員に花束贈呈などのセレモニーを開催する予定。

 離島航路は2月1日付で廃止・閉鎖される。離島航路が当初開設された年代ははっきりしない。沖縄では明治時代に就業鑑札(かんさつ=許可証)を船主に交付し、離島航路の運航を認めていたという。

 久貝部長は「住民には、まだ1月31日に離島航路の運航が終わるという実感がない。懸垂幕はそれを知らせるとともに、船会社への感謝が込められている」と語った。


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