16年度に助成事業で建設/改築期成会要請
長間公民館、市長が明言
城辺の長間公民館改築期成会の下地明会長と、同自治会の伊良皆孝会長ら役員は19日、市役所平良庁舎に下地敏彦市長を訪ね、同自治会公民館建設への助成事業(助成金)を要請した。下地市長は「平成28年度(2016年度)でやる」と明言した。
同公民館は1969年に「高等弁務官資金」で建設した。
現在は、老朽化が激しく、コンクリートがはく離、落下するなど危険な状態という。
要請では「公民館は自治会活動の拠点」と強調し「新たに建て替えて、自治会の発展と地域の安心した生活環境の増進に活用していきたい」と理解を求めた。
要請文を受け取った下地市長は「期成会でも資金を造成し、地域住民の意識を盛り上げてほしい」と述べ、要請に応える考えを示した。
公民館建設について市は、一括交付金の活用ができるかどうかを県に打診したが「困難」との報告を受けたため、新たな助成制度を模索していた。
下地市長は9月定例会の一般質問で「地域活性化を図るなどの観点から、新たな公民館建設についての助成制度を創設し、地域活性化の拠点づくりを進めていく」と答弁していた。