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産業・経済
2015年1月11日(日)9:00

黒糖15㌧を初出荷/宮糖多良間

出荷式で安全輸送を祈願


今期産の黒糖15㌧が初出荷された=9日、宮古製糖多良間工場

今期産の黒糖15㌧が初出荷された=9日、宮古製糖多良間工場

 【多良間】宮古製糖多良間工場(来間春誠工場長)は9日、2014-15年産のサトウキビを原料にして作った黒糖500ケース(15㌧)を初出荷した。同日開かれた出荷式では製品の安全輸送を祈願した。



 同工場は1月5日に今期の操業を開始した。8日現在の搬入量は784㌧、平均糖度は14・58度と高品質取引が続いている。今期の原料搬入量は2万1000㌧を見込んでいる。


 出荷式では来間工場長が製品を積んだトラックを塩と酒で清め、製品の安全輸送を祈願した。


 来間工場長は「操業開始から5日で初出荷を迎えることができた。今期の出荷目標量は3000㌧。糖度は15度を見込み、良い品質が出来上がることを願いたい。また輸送も安全で行ってほしい」とあいさつした。


 陸上輸送を引き受ける多良間交通の山川和男専務は「農家が大事に育てたサトウキビが黒糖になる。輸送する側は安全第一で輸送していきたい」と気持ちを引き締めた。


 多良間工場の操業日数は96日間を予定。工場は2交代制で24時間フル稼働している。


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