05/04
2024
Sat
旧暦:3月25日 先負 丁 
教育・文化
2015年2月12日(木)9:00

学校にシステム構築を/インクルーシブ教育

モデル協力校が実践報告


モデル協力校の教諭がインクルーシブ教育の実践報告を行った=10日、県宮古合同庁舎

モデル協力校の教諭がインクルーシブ教育の実践報告を行った=10日、県宮古合同庁舎

 障害者の権利に関する条約に基づくインクルーシブ教育システムの推進を目的とする宮古地区インクルーシブ教育システム実践成果報告会(主催・宮古教育事務所)が10日、県宮古合同庁舎で開かれた。学校教諭が参加し、モデル協力校の実践報告を聞きながら同教育システムの必要性について理解を深めた。



 インクルーシブ教育は障害の有無によらず、誰もが地域の学校で学べる教育のことを指す。障害のある者が一般的な教育制度から排除されないことや、自己の生活する地域において初等中等教育の機会が与えられること、個人に必要な「合理的配慮」が提供されることが必要とされる理念だ。


 実践報告会では東小の与那覇明江教諭、多良間小の宮国真奈美養護教諭、平良中の砂川美琴養護教諭が同教育のモデル協力校として実践報告を行った。


 多良間小の宮国教諭は、すべての子供が生き生きと過ごすためには①子供のニーズを見極める力②授業で子供を変えていく力-が必要と発表。ある児童の事例を挙げ、具体的な支援と変容を紹介した。


 その上で▽先進都県学校等視察における研修成果報告をもつことで、全職員で共有できた▽支援が必要な児童のニーズに応じて合理的配慮を実施することができるようになった-とする成果をまとめた。


 一方で、多良間村には専門家がいないことや専門機関、特別支援学校がないとする課題を報告。村外から指導者を招いて教職員の指導力をさらに高めていくことの必要性を説いた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年5月3日(金)9:00
9:00

各施設で子供無料、半額 大型連休きょうから後半

児童福祉週間 きょう3日から大型連休の後半がスタートする。6日まで4連休となり、各空港は混雑するほか、島内各地の行楽地では観光客に加えて地元の家族連れらでにぎわいそうだ。 厚生労働省では、子どもや家庭、子どもの健やかな成長について国民全体で考えることを目的に毎…

2024年5月3日(金)9:00
9:00

大輪の花で歓迎/観光客の撮影スポットに

下地のヒマワリ 国道390号の与那覇湾上地護岸沿いに植えられたヒマワリの花が咲き誇り、通りを行き来する観光客の目を楽しませている。初夏の青空が広がった1日午後、心地よい風に揺れる黄色の大輪の花に誘われて、多くの観光客がヒマワリと一緒に記念撮影をする光景が広がっ…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!