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教育・文化
2015年2月14日(土)9:00

「クバものがたり」が開幕/総合博物館

暮らしを支えていた民具


クバガサやクバの葉扇などをアピールする博物館職員=13日、市総合博物館

クバガサやクバの葉扇などをアピールする博物館職員=13日、市総合博物館

 市総合博物館(長濱修館長)で13日、第28回企画展「クバものがたり」が幕開けした。かつて暮らしを支えていた民具などが数多く展示され、当時の生活の一端を知る上で貴重な展示となる。3月10日まで。

 方言名でクバなどと呼ばれる植物は和名でビロウといい、漢字で「蒲葵」とも書く。ヤシ科で常緑高木。初夏に黄色い花を咲かす。

 クバは四国の一部・九州以南に分布する身近な植物で、『古事記』や『続日本紀』、琉球王府が編さんした『球陽』、琉球最古の歌謡『おもろさうし』にも記録され、会場の一角でも紹介されている。

 企画展は植物・民俗・歴史・美術の四つのテーマに分けて紹介。昔懐かしいクバガサやクバの葉杓子(しゃくし)、クバうちわ、クバの葉扇、クバ箕(みの)のほかに、クバの葉を使った瓶の包装、サバニの船底に溜まった水をかき出すアカクミ道具などが展示されている。

 長濱館長は「昔の人々の生活の中には、クバが身近な存在であったことが想像できる。また、多くの御嶽でクバを見ることができるが、これは、古くから、クバは神様の依り代(よりしろ)にされていたためという考え方がある」と、高木のクバが天降りする神の依り代である一説を述べている。

 今回はバスケットアーティスト、小川京子さんが協力し、会場の一角には「クバとアート」が併設されている。クバを素材にした造形芸術作品も来場者らの人気を呼んでいる。

 15日午後2時から同博物館研修室で、座談会「クバから広げる」が開催される。

 講師・話者は、岩本大輔さん(宮古織物研究会員)、小川さん(バスケットアーティスト)、大城裕子さん(市文化協会長)、佐渡山政子さん(宮古民話の会)、下里典子さん(市働く女性の家館長)、前田比呂也さん(県立博物館・美術館の美術館副館長)。

 開館時間は、午前9時~午後4時半まで。休館日は、毎週月曜日・国民の祝祭日。但し、月曜日が祝日の場合は火曜日。

 問い合わせは、同博物館(電話0980・73・0567)へ。


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