05/06
2024
Mon
旧暦:3月28日 赤口 庚 
社会・全般
2015年3月1日(日)9:00

鮮魚販売3倍以上に/伊良部大橋開通から1カ月

郷土料理店もツアー客で満席


取れたてのカツオやマグロを買い求めに訪れた家族連れら=28日、佐良浜漁港

取れたてのカツオやマグロを買い求めに訪れた家族連れら=28日、佐良浜漁港

 伊良部大橋開通から1カ月を迎えた28日、伊良部への移動時間の短縮から経済効果の兆しが見えつつある。伊良部漁協のその日に水揚げされた鮮魚販売は3倍以上の売り上げ、地域のレストランや食堂は利用客が3~4倍に急増するなど、地域活性化が浸透し定着の様相を見せている。

 宮古本島と伊良部島間の海をまたぐ形で整備された大橋(全長3540㍍)と海中道路などを含めた県道の長さは4310㍍。伊良部住民の長年の夢がかなって1月31日に開通した。

 開通前の高速旅客船やカーフェリーで渡っていた時と比べ、大橋利用では大幅に移動時間が短縮された。

 きょう1日に開催される県立高校卒業式を控えた28日、同漁協の魚卸市場は取れたてのカツオやマグロなどを買い求める客でにぎわった。

 また、地域の鮮魚販売店も買い物客の対応で大わらわ。注文に応じた魚の解体作業に追われた。

 佐良浜地区にある郷土料理店は、本土からの観光ツアー客でほぼ満席の状態に。グルクン(和名タカサゴ)の空揚げをおいしそうに食べていた。鮮魚丼も人気メニューの一つで、カツオとマグロなどを盛り合わせた食材が大好評を博している。

 同漁協の漢那一浩組合長は「これから夏場に向け、魚類の水揚げ量は増える。今の買い物客の勢いを絶やさないためにも、週1回のイベントを催して地域活性化を盛り上げたい」と意気込む。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年5月3日(金)9:00
9:00

各施設で子供無料、半額 大型連休きょうから後半

児童福祉週間 きょう3日から大型連休の後半がスタートする。6日まで4連休となり、各空港は混雑するほか、島内各地の行楽地では観光客に加えて地元の家族連れらでにぎわいそうだ。 厚生労働省では、子どもや家庭、子どもの健やかな成長について国民全体で考えることを目的に毎…

2024年5月3日(金)9:00
9:00

大輪の花で歓迎/観光客の撮影スポットに

下地のヒマワリ 国道390号の与那覇湾上地護岸沿いに植えられたヒマワリの花が咲き誇り、通りを行き来する観光客の目を楽しませている。初夏の青空が広がった1日午後、心地よい風に揺れる黄色の大輪の花に誘われて、多くの観光客がヒマワリと一緒に記念撮影をする光景が広がっ…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!