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政治・行政
2015年3月19日(木)9:00

変動率県内ワースト/15年地価公示

宮古島市 前年比下げ幅は縮小

 沖縄総合事務局は18日、沖縄県分の2015年地価公示結果を公表した。宮古島市では商業地で2地点、住宅地には6地点の標準地番が設定されていて、平均価格の変動率は商業地がマイナス1・3%、住宅地はマイナス0・4%となり、前年よりマイナス幅は縮小したものの、調査市町村の中でいずれもワースト1となる下げ幅を記録した。

 宮古島市の商業地標準地番2地点の公示価格(1平方㍍当たり)は、平良字西里羽立391番外の「ジブラルタ生命」が前年比900円減の5万8000円で変動率は前年比0・2ポイント増のマイナス1・5%、平良字下里西里61番外のスナックは400円減の4万円で変動率は0・5ポイント増のマイナス1・0%だった。

 住宅地の標準地番は平良に3地点、城辺に2地点、上野に1地点設定。そのうち公示価格が最も高かったのは平良字西里前比屋273番の3万5800円で前年比200円の下落となった。変動率は0・2ポイント増のマイナス0・6%。次いで平良字下里大原842番1の3万1300円で前年実績を300円下回った。変動率は前年比0・4ポイント増のマイナス0・9%だった。

 価格が最も低かったのは上野字野原東方原1104番で、前年と同価格の4560円。商業地、住宅地含め宮古島市の標準地番のなかで唯一、前年価格を下回らなかった。

 15年地価公示分科会代表幹事では宮古島市の地価動向の特徴と要因について、商業地は下落幅は縮小しているものの下落基調から抜けられていないと指摘。住宅地については商業地同様、下落幅は減少したが下落傾向が続いている地域も存在していて、大きな公共工事であった伊良部大橋の効果は、その周辺地域に限られ、市全体への波及効果は感じられないとの考えを示している。

 県内での地価公示鑑定は、商業地は15市町村53地点で、住宅地は21市町村109地点で実施されている。


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