12/14
2025
Sun
旧暦:10月25日 仏滅 丁 
スポーツ
2015年7月19日(日)9:05

気持ち一つに大声援/県高校野球準決勝

宮高ナインをたたえる


宮高打線の反撃に大声援に包まれた3塁側応援席=18日、沖縄セルラースタジアム那覇

宮高打線の反撃に大声援に包まれた3塁側応援席=18日、沖縄セルラースタジアム那覇

 【那覇支社】「残念、でもよく頑張った」「選手たちを褒めてあげたい」-。18日に沖縄セルラースタジアム那覇で行われた全国高校野球選手権大会の準決勝。宮高は糸満に2-7で敗れたが、宮高の応援席3塁側スタンドでは、選手たちの健闘をたたえる声が沸き上がった。「思い出に残る大会だった」「夢を見せてくれてありがとう」。試合後、整列して応援席にお辞儀をする選手たちに惜しみない拍手が送られた。



 先発のエース松川竜之丞は、これまでの4試合全てを1人で投げ抜き、自責点はわずか1。しかし糸満打線に序盤からつかまった。


 初回2点を奪われると四回までに7点のまさかの大量失点。宮古からの応援団や沖縄本島在住の郷友たちは「頑張れ」「一つずつアウトを取ろう」と声を上げ祈るような気持ちで応援した。


 ピンチをしのいだ後、五回と六回にそれぞれ1点ずつを挙げ反撃開始。「宮古」のコールとともに「やれるぞ」「畳み掛けろ」の掛け声が響いた。


 しかし、糸満は選抜出場の強豪チーム。その後は得意の継投策で宮高の反撃を許さず、そのままゲームセット。


 宮古から駆け付けた「夢実現!行くぞ甲子園!宮古島応援団」の平良勝之会長は、「投手力や攻撃力、守りのいずれの面で最高のチーム。今回の結果を教訓に、次に生かしてほしい。夢はあきらめない」と話した。


 宮高野球部父母会の下地秀樹会長は「選手たちを褒めてあげたい。まとまりのある素晴らしいチーム。続く後輩たちも頑張ってほしい」と語った。


 西原高校野球部60人は、友情応援で宮高に声援を送った。同校野球部の平良伶也君(2年)は「宮高の応援団と団結ができた。宮高野球は参考になるべきものがあった」、宮高野球部控えで応援団長を務めた仲宗根智陽君(3年)は「西原高の友情応援には心から感謝したい。この友情は忘れない」とそれぞれ話した。


 宮高の本村博之校長は「選手たちには、甲子園出場という夢を見させてくれてありがとうと言いたい。大声援で一体となった応援風景は素晴らしかった」と語った。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年12月14日(日)9:00
9:00

新部長に野中さん選出/観光協青年部が臨時総会

宮古島観光協会青年部(西村貴宏部長)は13日、市内の飲食店で臨時総会を開催し、第代青年部長の選出を承認した。新部長には、たびのホテルlit宮古島支配人の野中泰斗さん(44)を選出した。

2025年12月10日(水)9:00
9:00

路線バスが週末無料に/市制施行20周年記念事業

13日スタート、8日間実施   市は9日、市制施行20周年記念として「宮古島生活バス路線利用促進事業」を実施すると発表した。同事業は島内を運行する路線バス7路線を週末など計8日間を無料とする。市役所で記者会見した市企画政策部の石川博幸部長は「この機会…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!