12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
社会・全般
2015年8月12日(水)9:05

台風前後は注意喚起へ/水難事故防止推進協

あす緊急理事会開催/家族3人水難死亡事故受け


注意喚起の看板は設置されているが、高い場所にあり目立たない=11日、伊良部島渡口の浜

注意喚起の看板は設置されているが、高い場所にあり目立たない=11日、伊良部島渡口の浜

 伊良部島渡口の浜で10日、家族6人で兵庫県から観光に訪れていた一家の内、3人が遊泳中に流され死亡した事故を受けて、宮古島市水難事故防止推進協議会(会長・下地敏彦市長)の理事長を務める市生活環境部の平良哲則部長は11日、本紙の取材に対し「早急に対策を協議するため、13日に急きょ理事会を開くことを決めた」と述べた。理事会では、渡口の浜の事故発生状況の情報共有と、台風の影響で海が荒れている時には、関係機関が分担して広報車両でビーチを回り、注意喚起をすることなどを協議したいとしている。

 同協議会は「水難事故に注意」の看板がすでに設置されているビーチの調査を済ませており、入口が複数カ所あるビーチや、見えにくい場所に設置されている看板を移動する計画を進めている。

 平良部長は「周知に支障をきたしている場所にある看板の移動は、計画を前倒しして行う」と話した。さらに「現在、未設置のビーチに、必要に応じて看板設置を順次進めていく」と述べた。

 宮古島観光協会は「シュノーケリングの用具を貸し出しているレンタル店や宿泊施設に、海に入る観光客に注意するよう話すことを、市水難事故防止推進協議会からしっかりと依頼してほしい。観光協会からも協力依頼はしていきたい」と話した。

 伊良部地域づくり協議会の比嘉臣雄会長は「本土からの観光客は波の怖さが分からないと思う。波が立つところは危険な場所。今後は監視員などを検討すべき。観光地なので、立て看板を設置し、波が高い時は泳がないよう周知徹底すべき」と話し、今後地域づくり協議会で話し合いたいとしている。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!