04/29
2024
Mon
旧暦:3月21日 大安 癸 
産業・経済
2015年8月27日(木)9:05

塩害の懸念解消へ/台風15号

各地でまとまった雨


台風で懸念されたサトウキビの塩害は解消されたものとみられる=26日、宮古島市内

台風で懸念されたサトウキビの塩害は解消されたものとみられる=26日、宮古島市内

 台風15号が接近した影響で懸念されたサトウキビの塩害は25、26両日の雨で解消されたものとみられる。気象台によると、両日は各地でまとまった雨が観測されており、平良下里では累計71・5㍉の雨が降った。糖業関係者は「台風通過後の雨は『恵みの雨』と言えるのではないか」と話した。

 宮古島地方気象台がまとめた25、26両日の累計雨量は▽平良下里71・5㍉▽平良鏡原50・5㍉▽城辺新城49㍉▽下地島空港52・5㍉▽多良間仲筋27・5㍉-とまとまった雨を観測した。

 特に平良では局地的に強い雨を観測しており、市街地では一部の道路が冠水するほどの大雨だった。

 台風が接近すると海水が吹き上げられ、サトウキビの葉に塩が付着して生育を阻害する。これを解消するには雨やスプリンクラーなどで流すしかない。

 今回は、台風通過後にまとまった雨が観測されているため、塩害はほぼ解消されたものとみられる。

 沖縄製糖宮古工場の砂川玄悠専務は「台風の接近は厳しかったが、被害率2%で心配していたほど被害は大きくなかった」と話して安堵(あんど)する。その上で「台風通過後の雨は恵みの雨。塩害も解消されたとみてよいと思う」と話した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月28日(日)9:00
9:00

7269人が地下ダム学ぶ/23年度資料館来館者数

市地下ダム資料館(城辺福里)のまとめによると2023年度来館者数は7269人で、前年度の6706人と比べて563人増加した。新型コロナウイルス感染症の発生以前の19年度の来館者7743人と比較すると94%まで回復している。来館者はリピーターが多く、島外に住む市…

2024年4月28日(日)9:00
9:00

成田-下地島が運航再開/ジェットスター

ジェットスター・ジャパン(GK)は27日、成田-下地島路線の運航を再開した。昨年10月に運休して以来約6カ月ぶり。使用機材はエアバスA320。運賃は片道7490円~5万1390円。再開初日は大型連休スタートとあって多くの観光客らが下地島空港に降り立った。

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!