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教育・文化
2015年9月6日(日)9:07

最優秀に伊志嶺君(北中3年)/少年の主張宮古地区大会

平和の原点を訴え/優秀賞に花城、根間さん


最優秀賞の伊志嶺君(中央)。優秀賞の花城さん(左)と根間さん(右)=5日、市中央公民館

最優秀賞の伊志嶺君(中央)。優秀賞の花城さん(左)と根間さん(右)=5日、市中央公民館

 第30回県少年の主張宮古地区大会(主催・県青少年育成県民会議、市青少年育成市民会議)が5日、市中央公民館で開かれた。各学校代表17人が、いじめ、学校統廃合などの社会問題や体験に基づいた意見や提言を発表した。審査の結果、最優秀賞には北中3年の伊志嶺元隆君が輝いた。優秀賞には花城夕梨々さん(下地中3年)、根間陽佳さん(狩俣中3年)がそれぞれ選ばれた。最優秀の伊志嶺君は25日に名護市で行われる県大会に宮古地区代表として出場する。



 「未来を担う者として」と題し発表した伊志嶺君は、母が詠んだ平和を祈る俳句や、市の戦後70周年戦没者追悼式であいさつしたことなどを紹介。その中で、戦争体験者から、涙を流しながらありがとうと言われたことで「戦争を知らないけれど、僕たちには平和を願う強い思いを伝えることができる」と思った。


 伊志嶺君は自分たちが平和のためにできることとして①世界を自分の目で見つめること②価値観を広げ考えていくこと③自分の言葉で伝えていくこと-を挙げ、「小さなことでも一人一人の数だけ、平和のために行動できることがある」と提言。「まずは身近な人を幸せにできることから行動していきたい」と強調した。


 審査委員長の与儀千寿子さんは講評で「題材が学校や家庭、ボランティア、国際問題、平和など多岐にわたっていた。身近な問題として日ごろから真剣に学び、行動しようとする情熱が伝わった」と述べた。発表する態度についても「中学生らしい発声や表情が素直で、清潔感にあふれた発表だった」と評価した。


 一方で、「内容を深く掘り下げたり、文章の組み立てを考えてほしかった」と指摘。「体験をただ語るような発表では説得力がなくなる」とも述べ、今後の課題とした。


 優良賞は次の皆さん。


 下地真生(北1年)佐久川珠夏(上野3年)下里妃乃(西城2年)藤田サスケ(平良3年)砂川英里香(福嶺2年)福島寧々(城辺3年)與儀琉瀬(久松2年)伊良皆裕菜(多良間3年)林まき(西辺3年)和田陽花(鏡原2年)古謝栄人(平良3年)池原朱莉(砂川3年)上里梨緒(伊良部3年)上地琉月(佐良浜3年)


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