04/30
2024
Tue
旧暦:3月22日 赤口 甲 
教育・文化
2015年10月14日(水)9:06

伊良部の自然を俳句に

市文化協・文芸部会が吟行会/文化祭の一環


伊良部島の自然などを詠む吟行会に参加した皆さん=11日、伊良部公民館(写真提供・宮古島市文化協会)

伊良部島の自然などを詠む吟行会に参加した皆さん=11日、伊良部公民館(写真提供・宮古島市文化協会)

 宮古島市文化協会・文芸部会(新城美津枝部会長)は11日、伊良部島で吟行会を開いた。児童生徒を含む市民26人が参加。俳句の題材を求めて、1月に開通した伊良部大橋や、日本の渚百選に選定されている佐和田の浜を巡った。句会も行われ、伊良部島の自然と風土を詠んだ池田きみえさんの作品「新北風や佐和田の浜に岩遊ぶ」が高点句となった。

 16日から始まる第10回市民総合文化祭の一環。俳句に親しみながら底辺拡大に結び付けることを目的に開催した。

 新城部会長は「伊良部島の美しい景色を皆さんで楽しみながら、思い思いの俳句を作ってください」、市文化協会の大城裕子会長は「伊良部島の自然と向き合いながら、そこかしこに隠れた言葉や内側から溢れてくる言葉を組み立てて、自分だけの一句を詠んでください」とそれぞれ呼び掛けた。

 参加者たちは、無数の大岩が点在する佐和田の浜の光景をじっくりと観察したり、海岸べりや木陰などを散策。言葉が頭に浮かぶと立ち止まっては指を折り、口ずさむなどして思い思いのテーマで作品づくりに励んだ。

 伊良部公民館では、作った俳句を互いに発表する句会が行われた。参加者全員から出された2点ずつを選評した結果、池田きみえさんの作品が高点句を獲得。次いで池田俊男さんの「大小の岩を散りばめ秋干潟」、大城裕子さんの「秋の海魚垣の間を風走る」が選ばれた。

 参加者からは「次回の吟行会が楽しみ」「近いうちにまた吟行会を開催してほしい」などの声があり、好評だったことがうかがえた。

 今年の市民総合文化祭は16日~21日まで市中央公民館で開かれる。今回の吟行会で詠んだ句の一部は文化祭会場に展示される。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月28日(日)9:00
9:00

7269人が地下ダム学ぶ/23年度資料館来館者数

市地下ダム資料館(城辺福里)のまとめによると2023年度来館者数は7269人で、前年度の6706人と比べて563人増加した。新型コロナウイルス感染症の発生以前の19年度の来館者7743人と比較すると94%まで回復している。来館者はリピーターが多く、島外に住む市…

2024年4月28日(日)9:00
9:00

成田-下地島が運航再開/ジェットスター

ジェットスター・ジャパン(GK)は27日、成田-下地島路線の運航を再開した。昨年10月に運休して以来約6カ月ぶり。使用機材はエアバスA320。運賃は片道7490円~5万1390円。再開初日は大型連休スタートとあって多くの観光客らが下地島空港に降り立った。

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!