12/15
2025
Mon
旧暦:10月25日 仏滅 丁 
社会・全般
2015年12月5日(土)9:05

支援システムテーマに講話/発達障害

髙橋豊田市福祉事業団理事長 「ゆい」が拡大研修会開催


髙橋氏の講話を聞く参加者たち=4日、県宮古合同庁舎講堂

髙橋氏の講話を聞く参加者たち=4日、県宮古合同庁舎講堂

 2015年度第2回発達障害児(者)に関する連絡会の拡大研修会(主催・市障がい福祉課発達障害児(者)支援室「ゆい」、共催・県発達障害者支援センターがじゅま~る)が4日、県宮古合同庁舎講堂で開かれた。豊田市福祉事業団理事長で児童精神科医である髙橋脩氏が講師を務め、発達障害児を支えるシステム作りについて講話した。

 同連絡会は、宮古地区の発達障害に関わる各機関が情報の共有、連携強化を行うことで発達障害児(者)への地域支援体制の整備を図ることを目的に年数回、開催されていて、今回は髙橋氏を招いての講話があることから支援者向け拡大研修会として実施された。

 「子どもの育ちを支える地域のシステムづくり」と題し講話を行った髙橋氏は支援システムに必要な要素として、一人一人への充実した専門性の高い支援と、支援が必要なすべての人へ平等で充実した支援の提供を挙げ、この二つを一体に進める組織作りの必要性を指摘した。

 地域で障害児の発達と子育てを支える仕組みを作る上での原則として、総合的で継続した、一貫性がある支援などとした上で、支援の機能としては発達問題の発見や子育て支援といった直接支援機能と、システム運営や人材育成などの間接支援機能があることを説明。発達問題の発見は1歳6カ月児検診か3歳児検診でなされなければ機能的に問題があるとの考えを示した。

 髙橋氏の講話に先立ち、発達障害児(者)支援室「ゆい」の垣花理恵専門相談員とムサアザ福祉会地域生活支援センターさぽーとの清水聡宮古圏域アドバイザーが市の実情と課題を報告した。

 研修会には市内で発達障害支援に従事している支援者や関係者約50人が参加し、髙橋氏らの話を熱心に聞き入っていた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年12月14日(日)9:00
9:00

新部長に野中さん選出/観光協青年部が臨時総会

宮古島観光協会青年部(西村貴宏部長)は13日、市内の飲食店で臨時総会を開催し、第代青年部長の選出を承認した。新部長には、たびのホテルlit宮古島支配人の野中泰斗さん(44)を選出した。

2025年12月10日(水)9:00
9:00

路線バスが週末無料に/市制施行20周年記念事業

13日スタート、8日間実施   市は9日、市制施行20周年記念として「宮古島生活バス路線利用促進事業」を実施すると発表した。同事業は島内を運行する路線バス7路線を週末など計8日間を無料とする。市役所で記者会見した市企画政策部の石川博幸部長は「この機会…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!