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社会・全般
2016年1月26日(火)9:02

魚も“ギョ”仮死状態に/下地・与那覇湾

大量の魚が仮死状態で打ち寄せ訪れた市民がタモ網ですくい取っていた=25日、下地のサニツ浜

大量の魚が仮死状態で打ち寄せ訪れた市民がタモ網ですくい取っていた=25日、下地のサニツ浜

 寒気の影響で、厳しい冷え込みとなった25日の朝、下地の与那覇湾(サニツ浜)には急激な水温の低下のため仮死状態になった魚が大量に打ち寄せた。

 海岸には、早朝からタモ網を持った市民が波に漂う仮死状態の魚をすくい上げ、思わぬ大漁を呼んだ「寒気」を歓迎していた。

 砂浜には、ガーラやタマン、ハコフグ、ミノカサゴなど、大小さまざまな魚が打ち上げられ、用意した入れ物用のバケツは、数分でいっぱいになっていた。

 午前7時半ごろに訪れた与那覇に住む男性は「前日も訪れたがほとんどいなかったので期待していなかったが、きょうは大量に打ち寄せていた。30分程度で持ってきた箱がいっぱいになった。こんな大漁は天皇陛下が宮古島に訪れた年(2004年)以来だよ」と笑顔で話した。

 30代の女性は「こんなに取れるとは思わなかったのでびっくり」と話した。また、60代の男性は「小さめの魚が多い。とても寒いので、おつゆにして食べたいね」と笑顔だった。


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