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社会・全般
2016年2月4日(木)9:07

外国人観光客受入強化へ/クルーズ船事例など学ぶ

外客インバウンド連絡会/OCVB主催


講話を聞く参加者たち=3日、県宮古合同庁舎講堂

講話を聞く参加者たち=3日、県宮古合同庁舎講堂

 沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)主催の「2015年度外国人観光客受入態勢強化・インバウンドビジネスサポート事業 外客インバウンド連絡会」が3日、県宮古合同庁舎講堂で開かれた。観光に携わる事業所や団体の担当者らが多数参加し、2人の講師から海外クルーズ船の受入事例や中国人観光客の特徴などについて学んだ。

 同連絡会では、インバウンド観光(訪日外国人旅行)を促進する自治体や企業などに情報を提供する「やまとごころ.jp」九州支部の帆足千恵代表が「インバウンド受入現状とクルーズ船受入に関する県外事例の紹介について」、国際的な人材育成や中国語、中国文化についての研修などを手掛ける「チャイナゲートウェイ」の金城文音代表が「外国観光客へのおもてなし」をテーマに講演を行った。

 帆足代表はアジアのクルーズ船はカジュアルで手軽に参加できるものが多く、持ち込む荷物の数量や重量に制限がないことも魅力の一つとなっていることを説明する。福岡県の博多港や宮崎県の油津港での受入事例を紹介するとともに、滞在時間の短いクルーズ船ではリピーターになってもらうことが重要との考えを強調。「リピーターとなってもらう鍵の最後は人。みなさんのおもてなしで受け入れて」と呼び掛けた。

 金城代表は、中国人でも地域によって食の好みや性格の特徴に違いがあることを紹介。日本に訪れた中国人が日本製品を大量に購入する「爆買い」について、信頼性の高い日本製品への人気が高く、自分のものだけでなく知人用として家電製品を複数購入したり、日用品を購入するために2、3カ月に1回のペースで来日している人もいると語った。宮古島の美しい海は外国人にとっても魅力という金城代表は「今はクルーズ船が中心だが(下地島空港での整備計画が提案されている)国際空港が整備できれば個人客も増えると思う」との考えを示した。


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