市長の依頼に笑顔で承諾

３２回目のトライアスロン宮古島大会のスターターに決定した吉田さん（中央）。右は依頼した下地市長＝５日、市役所平良庁舎

　４月１７日に開催される「第３２回全日本トライアスロン宮古島大会」のスターターに、リオデジャネイロオリンピックの女子レスリング５３㌔級に出場する吉田沙保里さんが決定した。

　５日に市役所平良庁舎を訪れた吉田さんは、下地敏彦市長と面談。下地市長が「大会を盛り上げるためにもぜひ、トライアスロンのスターターをお願いしたい」と依頼すると、笑顔で応諾した。

　スターターの正式決定を受けて、吉田さんは「今年はリオ五輪の年でもあり、よいスタートにつなげるためにも宮古島大会のスターターとして頑張りたい。そして、リオでは五輪４連覇を狙いたい」と意欲を示した。

　吉田さんは、宮古島出身の知人を通して年明け早々からトライアスロン大会のスターターについて調整を重ね、今回の市長の依頼を受けて正式に決定した。

　吉田選手は、三重県出身の３３歳。アテネ、北京、ロンドンのオリンピックで３大会連続金メダルを獲得し、国民栄誉賞を受賞。今年行われるリオオリンピックでは４連覇を目指している。