12/14
2025
Sun
旧暦:10月25日 仏滅 丁 
社会・全般
2016年2月7日(日)9:07

ミサイル発射きょうにも/北朝鮮が前倒し

PAC3、けさ到着/自衛隊員、トゥリバーで設置準備


PAC3配備の準備作業をする自衛隊員ら=6日、トゥリバー地区

PAC3配備の準備作業をする自衛隊員ら=6日、トゥリバー地区

 日本政府は6日、北朝鮮が「人工衛星」と称する事実上の弾道ミサイル発射期間を「2月7日~14日」に変更したと発表した。北朝鮮はこれまで「2月8日~25日」と国際海事機関(IMO)に通告していたが、前倒しした。北朝鮮は発射時間帯や飛行経路については変更していない。発射時間帯は午前7時30分~午後0時30分(日本時間)で、ミサイルが発射された場合、経路は沖縄本島と石垣、宮古島などの上空を通過する可能性がある。トゥリバー地区では地対空誘導弾パトリオット(PAC3)発射装置などの配備準備が始まった。PAC3は海上自衛隊の輸送艦「くにさき」で7日午前、平良港下崎埠頭に到着する予定。

 PAC3発射装置配備は7日に完了する予定で、東シナ海などに配置された海自のイージス艦とともにミサイル迎撃態勢を敷く。宮古島でのPAC3の基地外配備は今回が初めて。展開される部隊規模は明らかにされていないが、2012年の展開時とほぼ同規模とみられている。

 宮古空港では人員や資材輸送のため、連絡偵察機LR-2や輸送ヘリCH-47Jなどの自衛隊機が離発着を繰り返した。

 トゥリバー地区は、埋め立て地に入る「みなみばし」を渡った場所で交通規制が敷かれており、一般車両は右折はできるが、直進してサンセットビーチ方面には入れない。この交通規制は撤収まで続く見込み。

 防衛省は2013年9月、同年12月から航空自衛隊宮古島分屯地の固定レーダー換装工事のため、PAC3の配備が難しくなるとして、トゥリバー地区が展開候補地として適しているかなどの測量調査を行った。

 2012年12月の北朝鮮ミサイル発射では、発射10分後に1段目が黄海に、約15分後にミサイル先端のカバーが東シナ海に落下。沖縄上空を通過し、2段目がフィリピン東方の太平洋に落下したとみられている。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年12月14日(日)9:00
9:00

新部長に野中さん選出/観光協青年部が臨時総会

宮古島観光協会青年部(西村貴宏部長)は13日、市内の飲食店で臨時総会を開催し、第代青年部長の選出を承認した。新部長には、たびのホテルlit宮古島支配人の野中泰斗さん(44)を選出した。

2025年12月10日(水)9:00
9:00

路線バスが週末無料に/市制施行20周年記念事業

13日スタート、8日間実施   市は9日、市制施行20周年記念として「宮古島生活バス路線利用促進事業」を実施すると発表した。同事業は島内を運行する路線バス7路線を週末など計8日間を無料とする。市役所で記者会見した市企画政策部の石川博幸部長は「この機会…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!