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教育・文化
2016年3月17日(木)9:02

外間遺跡復元出土資料21点/博物館で常設展示

市教育委員会が会見


展示された復元品を説明する久貝主事(手前右)と平良部長(右から2人目)=16日、市総合博物館

展示された復元品を説明する久貝主事(手前右)と平良部長(右から2人目)=16日、市総合博物館

 市教育委員会生涯学習部(平良哲則部長)は16日、市総合博物館で会見を開き、外間遺跡からの出土品を復元し、このうち21点を同博物館で常設展示すると発表した。展示されるのは13~15世紀の中国産の褐釉(かつゆう)陶器の鉢や青磁の香炉など。復元された鉢が展示されるのは初。

 平良部長は「遺跡から出土した資料の復元作業を行い、広く一般に向けて展示公開をする」と述べた。

 これまで破片でしかなかった資料の全体的な形を視覚的に理解することで、地域の歴史を学ぶ上での教材として、大きな役割を果たすと期待されている。

 外間遺跡は市平良庁舎から北東に約250㍍ほど離れた外間御嶽を中心にした遺跡(平良東仲宗根の仲宗根スーパー向かい一帯)。

 出土品の復元作業は2015年度から始めた。

 発掘調査は県道3・4・3号市場通り線拡幅工事に伴う記録保存のために、07年から行われた。発掘調査面積は約1400平方㍍(約424坪)。

 会見では同教育委員会文化財係の久貝弥嗣主事が復元された出土品などの説明を展示室で行った。

 同事業は国、県、市の事業「地域の特色ある埋蔵文化財公開活用事業」で行われた。


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